重里徹也

  1. 芥川賞作品を読む|第17回 古井由吉『杳子』(第六十四回 1970年・下半期)|重里徹也・助川幸逸郎…

    固有名を喪失する病気重里徹也 今回は大いに質問したいと思います。まず、なぜ、古井は『杳子』を、一人称ではなくて三人称の小説にし…

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  2. 芥川賞作品を読む|第16回 古山高麗雄『プレオー8の夜明け』(第六十三回 1970年・上半期)|重里…

    無能な中央政治と優秀な現場重里徹也 コロナ禍で閉塞感を感じる日々です。ただ、振り返ってみると、日本列島で生きる人々はこのところ…

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  3. 芥川賞作品を読む|第15回 大城立裕『カクテル・パーティー』(第五十七回 1967年・上半期)|重里…

    沖縄問題入門のガイドブック助川幸逸郎 選評では三島由紀夫が貶していますね。私は結構、三島の意見に同調するところがありました。こ…

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  4. 芥川賞作品を読む|第14回 三浦哲郎『忍ぶ川』(第四十四回 1960年・下半期)|重里徹也・助川幸逸…

    ある種のメルヘン助川幸逸郎 私は読んでいて二つのことを思いました。選評などで、これはまさしく小説だと評されていますが、小説とい…

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  5. 芥川賞作品を読む|第13回 開高健『裸の王様』(第三十八回 1957年・下半期)|重里徹也・助川幸逸…

    身体でつかんだ認識助川幸逸郎 これ、大江健三郎に勝ったんですよね。重里徹也 そうですね。同時に候補になった大江作品は『…

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  6. 芥川賞作品を読む|第12回 井上靖『闘牛』(第二十二回 1949年・下半期)|重里徹也・助川幸逸郎

    虚無感を物語で楽しむ助川幸逸郎 この作品は重里さんの評価が高くて、私も読んで非常に感銘を受けました。この作品の価値をざっくりい…

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  7. 芥川賞作品を読む|第11回 大江健三郎『飼育』(第三十九回 1958年・上半期)|重里徹也・助川幸逸…

    イメージを喚起する叙情的な文体助川幸逸郎 中上健次の『岬』と同様に圧倒的な才能というか、スケールの大きさを感じました。…

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  8. 芥川賞作品を読む|第10回 大庭みな子『三匹の蟹』(第五十九回 1968年・上半期)|重里徹也・助川…

    映し出される女性の立ち位置助川幸逸郎 この作品から、私はいろいろな芥川賞作品を連想しました。重里徹也 たとえば、どんな…

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  9. 芥川賞作品を読む|第9回 中上健次『岬』(第七十四回 1975年・下半期)|重里徹也・助川幸逸郎

    知的に制御された作品助川幸逸郎 中上健次は二十代で芥川賞をとって、確かこれが戦後生まれ初の芥川賞ってことで、当時大変話題になっ…

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  10. 芥川賞作品を読む|第8回 小川洋子『妊娠カレンダー』(第百四回 1990年・下半期)|重里徹也・助川…

    芥川賞は世俗や悪意が好き助川幸逸郎 私たちといっしょに読書会をやっている若い女性が、この小説について名言を口にしています。「芥…

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  1. 『あらためて、ライティングの高大接続』についての「あすこま」氏の批評を受けて
  2. これからの英語教育の話を続けよう|第9回 小学生と語る英語教育の目的|寺沢拓敬
  3. 認知文法の思考法|第9回 意味を育む豊かな土壌|町田章
  4. 実践的な授業研究(レッスンスタディ)にスポットライト:書評『ここからはじまる国語…
  5. 第40回 日本語教育を文化庁から文部科学省に移管することなどに係る法律の国会審議…
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