村上春樹をさがして

  1. 村上春樹をさがして|第25回 レイコと直子のクィアな欲望|重里徹也

     レイコというのは長編小説『ノルウェイの森』のなかで、きわめて印象的な登場人物だ。やたらに話がうまく、主人公の「僕」(ワタナベトオル)と恋人の直子の間に入…

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  2. 村上春樹をさがして|第24回 闘った世代の幻想と現実|重里徹也

     村上春樹の第二作『1973年のピンボール』(一九八〇年)を読んでいると、きわめて印象的なフレーズがある。第十二章、現在の講談社文庫だと百九頁になる。…

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  3. 村上春樹をさがして|第23回 守護天使としての猫とモーターサイクル|重里徹也

     村上春樹の長編小説では、よく二つの物語が並行して進む。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『海辺のカフカ』『1Q84』などが代表的な例だろ…

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  4. 村上春樹をさがして|第22回 一角獣は踊り、時は過ぎていく|重里徹也

     初期の長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が舞台化された。村上作品のシュールな幻想性と霊的な感覚を強調した舞台で、心の底の無意識の迷宮をま…

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  5. 村上春樹をさがして|第21回 永沢が登場する理由とは|重里徹也

     長編小説『ノルウェイの森』(上・下、講談社文庫)には、主人公や彼とかかわる二人の女性(直子と緑)以外にも、個性的で癖の強い人物が何人か出て来る。それがこの小…

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  6. 村上春樹をさがして|第20回 原点としての神戸や芦屋|重里徹也

     村上春樹の文学の原点とは何なのか。いくつか、思い浮かぶ。早稲田大学在学中の大学紛争の経験。父親が体験した中国での戦争。女性たちとの経緯。世界中の文学と映画。…

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  7. 村上春樹をさがして|第19回 悪霊とシロアリの女王|重里徹也

     人が何ものかにとらわれるとは、どういうことか。何かに憑(つ)かれるとは、どんな状態を指すのだろうか。実は世間にけっこうあることなのではないか。 たとえ…

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  8. 村上春樹をさがして|第18回 生活と心を少しずつ、むしばむもの|重里徹也

     この三十年間、私たちは何かいいようのない不安に、生活や心をむしばまれているのではないだろうか。三十年前というのはもちろん、阪神・淡路大震災とオウム真理教によ…

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  9. 村上春樹をさがして|第17回 『海辺のカフカ』に示された政治的メタファー|重里徹也

     村上春樹の代表作は何だろうか。よく話題にのぼる。私見では、『海辺のカフカ』(二〇〇二年)、『ねじまき鳥クロニクル』(一九九四~九五年)、『街とその不…

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  10. 村上春樹をさがして|第16回 少し心が弱いけれど品のいい人物に抱く友情|重里徹也

     大学で「文芸創作」という科目を担当している。学生たちが小説を書く。他の学生たちと私が批評する。学生は批評を受けて書き直し、二稿をみんなに見せて、さらに批評を…

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  1. 『デュルケーム世俗道徳論の中のユダヤ教』伊達聖伸氏書評への著者からの回答(平田文…
  2. 書評 『あらためて、ライティングの高大接続』
  3. 芥川賞作品を読む|第19回 村上龍『限りなく透明に近いブルー』(第七十五回 19…
  4. 目からウロコの百人一首|第10回 21 今来むと言ひしばかりに長月の有明の月を待…
  5. 古代エジプト語のヒエログリフ入門:ロゼッタストーン読解|第16回 ヒエログリフの…
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