過去の記事一覧

  1. 村上春樹をさがして|第18回 生活と心を少しずつ、むしばむもの|重里徹也

     この三十年間、私たちは何かいいようのない不安に、生活や心をむしばまれているのではないだろうか。三十年前というのはもちろん、阪神・淡路大震災とオウム真理教によ…

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  2. 目からウロコの百人一首|第13回 35 人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける|はんざわ…

    人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける 古今集(巻1・春歌上・42番)には、「初瀬に詣づるごとに宿りける人の家に久しく宿らで、ほど経て後に至れり…

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  3. 第63回 外国人政策の厳格化と2026年度概算要求|田尻英三

    ★この記事は、2025年9月5日までの情報を基に書いています。参議院選挙以降、外国人排斥の動きは高まっていませんが、相変わらず不確実な情報に基づいたニュース…

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  4. 目からウロコの百人一首|第12回 32 山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり|はんざ…

    山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり この歌のように、1首全体で、第三句までが「は」、結句が「なりけり」という、「AはBなりけり」という1文…

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  5. 国語教師の“単独性”はどこにあるのか|第9回 誤読の有用性について|千田洋幸

    「読むこと」の学習に誤読はつきものだ。大方の国語教師は学習者の誤読に日常的につきあわされているだろうし(時にはそのために授業の方向が大きくずれたり…

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  6. 目からウロコの百人一首|第11回 27 みかの原わきて流るるいづみ川いつみきとてか恋しかるらむ|はん…

    みかの原わきて流るるいづみ川いつみきとてか恋しかるらむ 結句の「恋しかるらむ」という表現から、この歌が恋の歌であるのは明らかでしょう。出典となる新古今…

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  7. 村上春樹をさがして|第17回 『海辺のカフカ』に示された政治的メタファー|重里徹也

     村上春樹の代表作は何だろうか。よく話題にのぼる。私見では、『海辺のカフカ』(二〇〇二年)、『ねじまき鳥クロニクル』(一九九四~九五年)、『街とその不…

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  8. 目からウロコの百人一首|第10回 21 今来むと言ひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな|はん…

    今来むと言ひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな  この歌は表現に多少の無理があります。無理をしてでも表現したかったことがあるからこそです。 では…

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  9. 第62回 国政選挙で外国人政策が争点になった理由を考える|田尻英三

    ★この記事は、2025年7月28日までの情報を基に書いています。7月20日に参議院選挙結果が出ました。田尻は政治ジャーナリストではないので結果の分析はしませ…

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  10. 村上春樹をさがして|第16回 少し心が弱いけれど品のいい人物に抱く友情|重里徹也

     大学で「文芸創作」という科目を担当している。学生たちが小説を書く。他の学生たちと私が批評する。学生は批評を受けて書き直し、二稿をみんなに見せて、さらに批評を…

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  1. 書評 出原健一 著『マンガ学からの言語研究 「視点」をめぐって』ひつじ書房 20…
  2. 目からウロコの百人一首|第7回 11 わたの原八十島かけてこぎ出でぬと人には告げ…
  3. 「現代の国語」と「言語文化」の問題点|第2回 PISAについて知りたい!|清田朗…
  4. 第45回 最後のパブコメと会議資料の大幅な改変|田尻英三
  5. 統計で転ばぬ先の杖|第3回 統計記号や参照マークも正確に|島田めぐみ・野口裕之
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