連載別

  1. 目からウロコの百人一首|第12回 32 山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり|はんざ…

    山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり この歌のように、1首全体で、第三句までが「は」、結句が「なりけり」という、「AはBなりけり」という1文…

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  2. 国語教師の“単独性”はどこにあるのか|第9回 誤読の有用性について|千田洋幸

    「読むこと」の学習に誤読はつきものだ。大方の国語教師は学習者の誤読に日常的につきあわされているだろうし(時にはそのために授業の方向が大きくずれたり…

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  3. 目からウロコの百人一首|第11回 27 みかの原わきて流るるいづみ川いつみきとてか恋しかるらむ|はん…

    みかの原わきて流るるいづみ川いつみきとてか恋しかるらむ 結句の「恋しかるらむ」という表現から、この歌が恋の歌であるのは明らかでしょう。出典となる新古今…

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  4. 村上春樹をさがして|第17回 『海辺のカフカ』に示された政治的メタファー|重里徹也

     村上春樹の代表作は何だろうか。よく話題にのぼる。私見では、『海辺のカフカ』(二〇〇二年)、『ねじまき鳥クロニクル』(一九九四~九五年)、『街とその不…

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  5. 目からウロコの百人一首|第10回 21 今来むと言ひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな|はん…

    今来むと言ひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな  この歌は表現に多少の無理があります。無理をしてでも表現したかったことがあるからこそです。 では…

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  6. 第62回 国政選挙で外国人政策が争点になった理由を考える|田尻英三

    ★この記事は、2025年7月28日までの情報を基に書いています。7月20日に参議院選挙結果が出ました。田尻は政治ジャーナリストではないので結果の分析はしませ…

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  7. 村上春樹をさがして|第16回 少し心が弱いけれど品のいい人物に抱く友情|重里徹也

     大学で「文芸創作」という科目を担当している。学生たちが小説を書く。他の学生たちと私が批評する。学生は批評を受けて書き直し、二稿をみんなに見せて、さらに批評を…

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  8. 目からウロコの百人一首|第9回 13 筑波ねの峰より落つるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる|はんざわ…

    筑波ねの峰より落つるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる ご当地ソングというのがありますが、この歌も「筑波ね」や「みなの川」という、今の茨城県でも代表的な…

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  9. 国語教師の“単独性”はどこにあるのか|第8回 教室のタブー/教材のポテンシャル|千田洋幸

     みずからの教材論を授業実践とどう有機的にむすびつけるか、というテーマは教師にとって永遠の課題だろうが、教材論に文学研究や批評における成果…

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  10. 目からウロコの百人一首|第8回 12 天つ風雲の通ひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ|はんざわか…

    天つ風雲の通ひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ この歌が、五節会(ごせちえ)という宮中儀式の際に、乙女たちが舞を披露するという状況で詠まれたとい…

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  1. 第34回 見えてきた公的日本語教師の資格|田尻英三
  2. 国語教師の“単独性”はどこにあるのか|第1回 子ども中心主義を棄てる|千田洋幸
  3. onohan オノマトペハンター おのはん!|第15回 今回のオノマトペ:「ニコニコ・ぷらっと…
  4. 芥川賞作品を読む|第18回 李恢成『砧をうつ女』(第六十六回 1971年・下半期…
  5. 村上春樹をさがして|第3回 無意識の力 容貌と名前|重里徹也
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