ひつじ書房 契約社員募集・求人・採用(編集+出版業務)ページ
updated 2016.11.15


社員募集・求人・採用について

【契約社員(2年間)(編集+出版業務)】


○応募趣旨

ひつじ書房は、社員を募集することにいたしました。出版に関わる業務全般。仕事内容は、商品管理から編集までを含みます。経験者は優遇しますが、未経験者でも、一から教えます。30歳くらいまでの方を探しています。
2年間の契約社員(勤務開始時期は2016年12月頃)です。試用期間あり。契約社員から正社員登用の可能性もあり。
*勤務開始時期については、ご相談に応じます。


○給与など

月給20万円から プラス交通費(通勤時間は1時間以内が望ましい。月額10000円まで)
週5日。社保完備。朝9時より、18時まで。(昼休み1時間)
 *時期によって、土日の出勤になることもあります。
最寄り駅茗荷谷駅(丸ノ内線)

○応募書類

 ●履歴書(写真貼付)
 ●志望書 ひつじ書房を応募するにあたって、なぜ、ひつじ書房に応募するのか。(A4で1、2枚程度)
 ●課題 A4用紙1枚程度

あなたが興味をもっていることについて、説明してください。また、あなたがそれについて、どのように取り組んできたか、関わってきたかを書いてください。


○送り先:〒112-0011 東京都文京区千石2-1-2 大和ビル2F ひつじ書房 採用担当 松本・海老澤宛(応募書類在中と明記のこと)

○期日

 ●2016年11月30日(水)必着
  *締め切りは設けますが、応募書類を受け取り次第、順次選考に入ります。
  *応募書類を送付された段階でメールを以下に送って下さい。何をご覧になって応募に至ったかを一言書いておいて下さい。(googleで検索して求人ページにたどり着いて、それで応募した、など。)

○選考について

書類選考のあとに、筆記試験と面接を行います。




○お問い合わせは求人担当者までご遠慮なくどうぞ。

○メールアドレス


ネット検索で、このページにたどり着かれた方へ

ひつじ書房は、言語学の研究書を主に刊行している学術出版社です。言語学の出版の賞を多く受賞するなど、高い評価を受けている出版社です。とともに、インターネットにページを持ったのが1995年と、出版の世界ではかなり早い時期であること、ネットのテキストブラウザーを発売するなど、進取の気風に富んだ出版社です。ひつじ書房がどのような出版社かについては、トップページからご覧下さい。

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採用予定人数は1名です。





ひつじ書房の房主より

あなたが、いろいろある仕事の中で、出版、編集という本を作る仕事に関わりたいと思う理由はなんでしょうか。

本を作ろうと思いまして、企画をたて、あるいは企画の提案を受けて、企画をすすめることになります。その上で、原稿を書いていただき、原稿を待ちます。原稿を読んでコメントをしたり、表記のチェックをします。そして、モノとして作っていく、製作の過程に入ります。割付をして印刷所に入れ、印刷所からゲラがでてきて、校正をして、本としての体裁を整えていきます。それと並行して、売り方を考えます。私たちはこのプロセス全体を編集と考えています。実際に書店に行きまして、本の内容を説明したり、並べてもらえるように交渉したり、あるいは内容に関連する学会や研究会に顔を出して売るということまで、行います。

本を作りたいと思いますか? そう思うのは何故でしょうか。また、出版社はたくさんあります。その中で、ひつじ書房で仕事したいと思うのは何故でしょうか?

また、あなたの作ったものは、読者がお金を出して買ってくれるものです。見合う内容を提供できるのでしょうか。読者は貴重なお金とその人の貴重な時間を使って、その本を読みます。あなたはだれかが買ってくれるものをきちんと作ることができるのでしょうか。

われわれは、学術書を作っています。学術書とは何か。それは、誰かの言ったことを紹介したり、受け売りしたりするということではありません。新たな知見を世に問うというものです。もちろん、誰かの言ったことを引用することになりますし、受け継ぎます。批判的に継承するということもあります。重要なことは、今まで発せられていない何かを世に問うということです。したがって、単なる研究の紹介は、中身が学術に関わる分野であっても、学術書とは呼ばないのです。

オリジナルなものを作っていく研究者を著者として支援していくこと、それが学術出版の使命です。高尚な、難解な、高踏な内容を取り扱うということではないのです。答えのでない課題を取り扱っているということなのです。高踏さそれ自体を目指しているということではありません。ちなみに、ひつじ書房は、中心は学術書の出版ですが、大学生向けの教科書や日本語表現法の教科書など、学術書の以外の書籍も作って出版しています。

本を作る日頃の仕事は地味です。地味な積み重ね、地味な仕事に忍耐できる強さが重要です。その地味な仕事の上に、新しいものを作るという創造的なことが乗っているのです。

仕事としては、本を作ることに貢献できれば、とても面白い仕事であると思います。世間では電子書籍と言われ、紙の書籍かつ書籍的なもの自体が時代遅れのように主張する人もいますが、それは間違っていると私は強く思います。電子的な読書世界は拡大しますが、在米のジャーナリスト菅谷明子さんの談によるとアメリカでは読書空間の中で電子媒体の比重は30パーセントで安定しているとのことですから、共存していくものです。電子書籍が3割であるのなら、紙の書籍・雑誌は7割は存在するわけですし、重要さは変わりません。電子的媒体であっても「書籍的なまとまり」というものは重要であることは変わらないと思います。

現代のように情報が大量化し、拡散し、多様化している時代に、「書籍的なもの」の重要性は本質的に増しこそすれ、減ることはありません。したがって、編集や出版は、いっそう重要性を増すと信じています。

言語研究も1つの転換期に来ています。これまでは必ずしも重要視されてこなかったとも言える言語データ、大量の言語データ、テキストデータから音声、動画のデータなどを取り扱うこと。言語学的な知見を実際の言語教育にどう活用していくかなどについて、新しく重要な転換が起こりつつあります。その中で、研究を支援し、その研究の議論をいっそう活発なものにしていくことを支援する学術出版の中で仕事をしたい、という人を求めています。

文責 ひつじ書房代表取締役社長・編集長 松本功


○仕事内容

本を作って売る全般に関わります。
本の販売(電話での注文の受注、研究会・研究学会での展示販売、書店営業、受注した注文の処理)から、本の製作(原稿整理、原稿の割付、校正、デザイナーとの打ち合わせ、印刷所・製本所とのやりとり)、会議の運営(日程の調整、場所取り、予約、議事録作成)、企画立案(企画の検討、企画の提案、著者との打ち合わせ)、広報・宣伝(目録の作成、書店への新刊案内、書誌データの作成・登録、目録の製作・発送)などなど、小規模の出版社ですので本を作って売っていくプロセスの全てを見渡すことができ、関わる可能性があります。

 

 

■社会保険について■

政府管掌の社会保険に加盟(2007年2月)。労災と雇用保険、加盟。

有給 初年7日(原則としてスタッフ間でだぶらないように調整する。法律に基づく。)
夏休み 3日(8月12日・13日・14日ごろ) 正月12月29日から1月4日まで。業績によって、夏休みを増加させます。

文責 ひつじ書房代表取締役社長・編集長 松本功




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