HOMEへ過去の日誌6月の日誌スタッフ紹介

7月

2019.7.9(火)

「声と身体の分析」の可能性



神保町にある出版社読書人で(読書人の会議室は「読書人隣り」という名前で、貸し出しもしているようです)、『ELAN入門ー言語学・行動学からメディア研究まで』の刊行を記念して、編者の細馬宏通先生、菊地浩平先生に対談をしていただきました。この記事は、週刊『読書人』8月9日号に掲載予定ですので、ぜひご覧ください。

対談の中で、ELAN(動画アノテーションソフト)とPraat(音声分析ソフト)の連携についてのお話がありました。
『ELAN入門』の読者から、「これまではELANでPraatを使う方法がよくわからなかったけど、この本があれば使えるようになりそう」という声が編者に届いているそうです。ELANとPraatの連携については、伝康晴先生に「第11章 音声分析との連携」を書いていただきました。ここでは、イントネーションの注釈を書いている時、聴覚印象が正しいかどうか確かめたい場合などに、ELANからPraatを呼び出して、トーン層を読み込むための具体的な作業が書かれています。

ELANとPraatを使えば、アクセントやイントネーションと身体動作との関係を分析するということもできるそうです。例えば「イントネーションが昇りきった点での、身体動作はどうなっているのか」など。動画と音声を一緒に観察する事で(ELANはそれを容易にしてくれます!)新たな面白い発見があるかもしれませんし、こういった研究が増えてくるのかもしれないと感じました。

ちなみに、Praatについて詳しく知りたいという方は、北原真冬・田嶋圭一・田中邦佳著『音声学を学ぶ人のためのPraat入門』をオススメいたします。






HOMEへ

過去の日誌

6月の日誌

スタッフ紹介