HOMEへ過去の日誌9月の日誌スタッフ紹介



2025.10.22(水)

電話番はじめました



この時期になるとどうしても、空模様や気温が気にかかります。振り回されていると言ってもよいくらいです。本日は昨日より一層のこと冷え込みまして、早朝から大急ぎで簡易的な衣替えをしました。夏は極度の暑がり、冬は極度の寒がりという体温調節機能の乏しい性質ですので、もう少ししますとぐるぐる巻きマフラーに着膨れダウン、まるで雪だるまのごときフォルムで街を歩くことになりそうです。

さて、今週から電話を取らせていただいております。私は右利きですので、普段私用の電話の際には右手でスマートフォンを持つのですが、会社の電話を取る際には左手で子機を持つよう、目下矯正中です。理由は非常にシンプルでして、「メモを取る」という作業が必要だからです。電話を取り始めた初日である月曜日には、たびたびメモのことを忘れて右手で子機を持ってしまい、お声が途切れた隙を見計らって一瞬で左手に持ち替えておりました。

前回のスタッフ日誌でもメモについて書きましたが、電話中のメモにもやや苦戦しております。電話口ですとお声が若干くぐもって聞き取りづらいことはもちろん、お相手の方をできるだけお待たせしないようにするため、さっと短時間で、そして的確にメモを取らなければなりません。画数が多い漢字はひらがなやカタカナにすることが多いですが、お名前といった漢字表記がわかったほうがよい内容もあります。それらを瞬時に判断し、あとから判読可能なメモを残すことが、思った以上に難しいです。上達するのに近道はないと思います。日々こつこつと数をこなしながら、徐々に習得してゆきたいです。

当社にお電話をおかけになりますと、今後しばらくは私が応対させていただくことが多いはずです。丁寧で簡潔な応対、そして聞き取りやすい話し方を心がけますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。






2025.10.21(火)

収穫の秋


今年は子どもと自治体が企画している農村体験に参加しています。
つくばみらい市のとある団体にご協力を頂きながら、米作りや芋掘りなどの活動を体験することが出来ます。

まず、5月に田植えをしました。
生まれて此の方、ずっと東京に住んでおり、小学生の時に学校でプランターで稲作をするようなことはしましたが、田んぼに入っての田植えは初めてでした。泥の中に手を突っ込んで苗を植えていく作業はとても楽しかったです。
田んぼでは足を取られそうになりながら踏ん張るので、足腰が大変鍛えられました(次の日からは筋肉痛でした…)。

9月には稲刈りをしました。鎌で稲を刈るときのポイント(親指は上に向ける、足を前に出さない)や稲を縛るときのコツ(4株をひとつにまとめるが、2株ずつXのようにしておくと干すときに掛けやすい)などを聞いて作業を進めますが、広い田んぼはなかなか終わりが見えません。お昼休憩などをはさんで、途中から文明の利器「バインダー」が登場、刈り取りから稲を束ねる作業までをガシガシ進めていきます。
バインダーとコンバインは何が違うのか、これまで考えてみたこともありませんでしたが、コンバインは脱穀までをひとつの機械で済ませることが出来るものだそうで、今は専業農家ではほぼコンバインが使われておりバインダーもほとんど使われていないとのことでした。バインダーは脱穀後の藁を再利用する際などに使われることもあるようでした。

稲を刈り取ったあとの田んぼは、カエルやバッタやヘビなど様々な生き物が行き場を失ってあらわになり、子どもたちが追いかけてたくさん捕まえて遊んでいました。
大人たちは刈り取りが終わったあとの田んぼを落穂拾いをしながら見て回り、かがむ作業が多かったので腰が痛くなりました。

10月になり、先日はかまどでご飯を炊く炊飯体験と芋掘りもしました。
柿の実を枝から取ったり、都会ではなかなかできない良い経験をしました。

ひつじ書房も大収穫の秋を迎えています。
先週は4点も新刊が出来てきており、今週は2点、来週は4点の新刊見本が届く予定となっております。
下記一覧でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

新刊のご紹介
https://www.hituzi.co.jp/books/sinkan.html

これからでる本の紹介
https://www.hituzi.co.jp/books/korekara.html






2025.10.17(金)

メモに大苦戦



最近は天気がぐずつく日が多かったですが、本日は見事な秋晴れです。朝自宅を出てすぐ、深呼吸をして澄んだ空気を肺いっぱいに吸い込みました。しばらくしてから秋の花粉の存在を思い出して、少し恐ろしくなったことは忘れようと思います。

さて、ひつじ書房に入社して以来、私が大変苦戦していることのひとつがメモの取り方です。一度教えていただいたことは、二度目にやるときには自分でできるように、メモを取る必要があります。そのメモを書くときの、諸々の塩梅がまだつかみ切れません。業務の説明をしていただきながら、実際に手を動かし、そして未来の自分のためのメモ書きもします。その場での作業をすることに必死になっていると、メモがおろそかになり、未来の自分が困ることになります。そうかと言って、メモ書きに必死になっていては、説明が頭に入らず、せっかくメモを書いても何のことだか思い出せなくなってしまうというジレンマがあるのです。

メモといえば、以前『メモの魔力』という本がとても話題になっていました。最近のことのように思っていましたが、発売は2018年12月とのことで、もう7年近くが経っているようです。花粉につづいて時間の経過にも恐ろしくなりつつ、これをよい機会として一度読んで、メモの取り方を勉強してみようかと考えています。

本日はよい天気ですが、週末以降はまた崩れがちになるようです。寒暖差も激しいですので、みなさまも風邪など召されぬようお気をつけくださいませ。






2025.10.8(水)

外国語学習と実践への一歩



ここ数か月、英語学習に力を入れています。TOEICのスコアはある程度取れているものの、スピーキングに関しては自分の不甲斐なさを実感する場面が多く、危機感を抱いたためです。そこで、AIと会話の練習ができる「スピークバディ」というアプリを利用しています。以前は「間違えたらどうしよう」と思って積極的になれなかったのですが、AIが相手だと気楽に練習でき、重宝しています。

私は学生時代から外国語を学ぶのが好きで、大学ではスペイン語を第二外国語、フランス語を第三外国語として学びました。また、韓国語も高校時代から独学で勉強しています。英語以外の外国語学習には、テレビCMでもお馴染みの「Duolingo」を活用しています。毎日欠かさず続けており、もうすぐで1300日を達成しそうです。こんなにも長く続けられたことに、自分でも驚きます。

英語以外の外国語学習は、以前は私にとって娯楽のようなものでした。特別に必要性を感じていたわけではなく、純粋に楽しさから学んでいたのです。しかし、ひつじ書房に入社して1か月、外国語の知識を活かせる場面が時折あり、とても嬉しく感じています。ようやく今までの勉強が実を結ぶ時が来たのだと実感しており、モチベーションが急上昇中です。英語はもちろんそのほかの外国語も、これからより一層、学習に励みたいと思います。

英語に限らず、スピーキングに苦手意識が拭えない私にとっては、実際に会話を重ねることが何より大切だと考えています。最近では、街中で道に迷っているらしき外国人観光客を見かけると、「私に聞いてくれたらいいのに」と思ってしまいます。スピーキングの実践練習の機会を求めていることはもちろんですが、私自身、海外で現地の方々から親切にしていただいた経験が多いため、その恩返しをしたいという気持ちもあります。次にそんな場面に遭遇した際には、勇気を出して自分から声をかけようと考えています。(全く知らない言語で返答が来た時が恐ろしいですが……。)






2025.10.8(水)

まもなく刊行『コーパスと語用論研究』



秋が深まってきたような、そうでもなくまだ少し暑さもあるような、そんな微妙な気温になりました。とりあえず自宅で栗を茹でるなどして、煮え切らない秋感をどうにか「秋!」にしようとしている今日この頃です。

秋の学会に合わせて刊行予定の本の編集が佳境を迎えていますが、そのうちの1冊をご紹介します。

------
『コーパスと語用論研究』
山内昇・大名力著
https://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-8234-1313-1.htm

語用論研究におけるコーパス利用の現状を概観し、利用が先行してきた語法文法研究、特にコロケーション研究を中心に、心の中の言語知識を研究するための資料としてのコーパスデータの位置付け、検索方法・分類・数値化・解釈等の問題について検討した後、語用論研究においてコーパスを適切に活用するのに必要となる関連概念やThe Movie Corpus検索時の注意点を取り上げる。最終章ではコーパス研究における失敗学の試案を提起する。
------

著者名と内容に見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。2020年11月に開催された日本語用論学会第23回大会のワークショップ「語用論研究におけるコーパス利用の可能性と留意点」の内容の一部に追加のうえで書籍化したものです。
コーパスは現在の言語研究において多く使われていますが、その内容や仕様をよく知らないままに使ってしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
本書は、それらの注意点や事例を踏まえて、「読者が自身で批判的に検討する際の足掛かり」(本文より)を提供するものです。
今後の研究、研究者ためにという気持ちが伝わってくる1冊です。11月初旬の日本英語学会の大会でお目見えできるよう、進めています。ぜひご覧ください。






HOMEへ

過去の日誌

9月の日誌

スタッフ紹介