対面の機会の減る中で、拡大したオープンオフィスの呼びかけ
2022年4月6日(水)

対面の機会の減る中で、拡大したオープンオフィスの呼びかけ

(4月6日にメール通信で配信した内容がもとになっています。日付けもその日付けにしています。)

4月になりました。まんぼうが解消されて、人出もでてきています。東京は花冷えと雨で桜もかなり散っています。地面に花びらが散っています。コロナ以前は、桜の時期には桜の樹の下で、お花見をしていましたが、今年は座っての花見はできません。地元の桜並木は、名前を入れないちょうちんが下がっていて、シートをひいての酒宴は禁止になっています。コロナ以前はちょうちんには、社名を入れていたのです。

来月になりますと学会も開催されます。ほとんどがオンラインで、一部、ハイブリッド開催ということのようです。研究発表の活動は、復活しているといえると思います。一方で、出版社としては出店するという機会は、まだまだで、電子的に目録やチラシを共有してもらうというところに留まっているように思います。コロナがおさまりそうだと思われているのか、出版社の人がリアルタイムに参加してのオンライン出店は縮小されているように思います。いろいろとたくさんの作業をしないといけない煩雑さがある割には成果が少なかったことでのことでしょう。出版社もほとんど出展しなくなっていますし。

一方、いつも申し上げることですが、出版活動は、できたものを売るということだけではなくて、出会って、企画を作っていくということが肝ですし、それと刊行した書籍への反応も感じることができて、充実感も、刊行した喜びもありますし、反省もあって、次につなげていくわけなのですが、そういうことについては、オンラインですとなかなかはかばかしくありません。

せっかく、春になって、新学期がはじまりましたので、新しい出会いがあるとよいと思っています。企画をつくっていきたいです。例年、オープンオフィスという名称で、研究書の出版についてのご質問、提案をいただいて研究書の刊行の相談などを行って参りましたが、さらにパワーアップして、拡大して行いたいと思います。

これまでのように単著での企画はもちろんですが、さらに研究会などでのグループによる新しい研究の提起などについてもぜひともご提案ご相談いただきたく思います。今すぐに原稿ができあがらなくても、数年単位で考えるようなプロジェクトも大変大歓迎と考えています。場合によっては、学術振興会の研究成果公開促進費の申請をおすすめすることもあると思います。フォトレディでの小さな冊子をご提案することもあるかもしれません。ネットでの電子書籍という方向を考えることもあると思います。

研究の受け入れられる可能性の段階によって、ドンと力強く打ち上げるのがいいのか、どちらかというとじわじわ行くのがよいと考えるのか、あるいはクラウドファウンディング(シリーズ「みる・よむ・きく 南の島ことば絵本」はクラウドファウンディングの助けを借りました。最後の4冊目は遅くなってすみません。5月に刊行します。)や、未草での連載をおすすめすることもあるかもしれません。

いろいろな可能性を探っていきたいと思います。ぜひとも、お気楽にご提案下さい。

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執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。



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