科研の申請の期日が前倒しになります。オープンオフィスへのお誘い
2021年4月28日(水)

科研の申請の期日が前倒しになります。オープンオフィスへのお誘い

(4月21日にメール通信で配信した内容がもとになっています。)

4月も後半に入りました。暦では穀雨を過ぎた晩春です。ひつじ書房では、例年、春の学会とあわせて、オープンオフィスという研究書の出版についての相談会を開始します。学会がはじまると今年もオープンオフィスの季節がはじまるんだなあと感じるのは、ひつじ書房の暦です。今までは、5月の半ばから、オフィスを開いて行って来ましたが、以下に述べる事情により、少し早めます。

今年は、日本学術振興会は、「令和4(2022)年度の科学研究費助成事業の公募、内定時期の前倒し」するということです。1月ほど、早くなるという告知が出ました。(https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/06_jsps_info/g_210319_2/data/20210319_2_tuchi.pdf)したがいまして、研究成果公開促進費も締め切りが10月上旬となります。学内の締め切りも1月早まることでしょう。したがって、5月半ばごろから行って来ましたが、ほんの少しですが早めて10日から行いたいと思います。

新型コロナ禍の前は、ひつじ書房の事務所まで来ていただいていましたが、昨年はZoomやSkypeで行いました。今年も、同様にZoomやSkypeでも行いたいと思っています。ひつじ書房の事務所まで、お越しになることを希望される場合はそれでもかまいません。交通手段の都合を考えなくてもいいですので、オープンオフィスに参加しやすくなるかもしれません。

新型コロナ禍の中、研究の状況もなかなかたいへんだと思いますが、こういう時期ですからこそ、申請してみるということに意味があると思います。博士論文のそのままの刊行というのは困難になってきていますので、博士論文の発展形と呼べるものであったり、博士論文とは別に進めてきた研究をまとめることにも意味があると思います。また、研究成果公開促進費ではありませんが、3年間の科研であれば、最終年に著作をまとめるという予算を経費として組み込んで申請することもできます。

単著ではなく、共著のものも重要だと思います。研究会の仲間と論集を企画してはどうでしょうか。今からですと9月中までにはかたちにしないといけないということになると思います。1月前倒しというのは、きついですね。でも、ぜひ、オープンオフィスに参加下さり、企画の話しを聞かせていただければ幸いに存じます。1月早まりますので、のんびりはしていられません。どうぞ早めにお考えになりますようおすすめします。また、大学の事務局を通して申請される場合は、学内のスケジュールがどうなるかの確認をされることをお願いします。

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