NPO法人不忘アザレア訪問記1

NPO法人不忘アザレアの研修に、5月26日と27日、飯田くんといっしょに参加しました。企業が投げ出したスキー場(「蔵王白石スキー場」)を、どうにかつぶさないで残したNPOも、2年間のがむしゃらを経て、ここあたりで、足下を見直そうとはじめてのNPOについての研修を、加藤さんをお呼びして、事務局長の経営している木村屋旅館で、開きました。

ひつじ書房では、松本東京大学非常勤講師が代表となって、「NPO法人不忘アザレアの研究」ということで、トヨタ財団に研究助成を申請しました。今回は、そのための下準備の一というところ。とはいうものの、松本は宴会のあとすぐに寝てしまい、2次会以降は飯田くんに任せてしまいました。申し訳ない。

今回は、仕事を兼ねた家族旅行というのが、正直なところかもしれません。

松本 功


不忘アザレア訪問記

加藤さんと木村さん。右側に立っている人が、木村さん(事務局長)。

不忘アザレア訪問記

研修会の加藤さん(1)。加藤さんはせんだい・みやぎNPOセンターの代表理事。研修は、1時から5時まで、みっちり。

不忘アザレア訪問記

研修会の加藤さん(2)。

5時から6時まで、ISOの講習。そのあと、温泉につかって、さらに宴会。この部分省略。

不忘アザレア訪問記

翌日。スキー場のリフトの下に花を植えました。加藤さんのとなりに立っているのが飯田くんで、真ん中の女性が、久美子さん(私の妻・専務)。手前の右が、せんだい・みやぎの青木さん。

不忘アザレア訪問記

加藤さんが水をやっているところ。右の小さな子どもが、のんちゃんです。

不忘アザレア訪問記

女性でも子どもでも木を植えることが出来る「カミネッコン」の説明。北海道大学の名誉教授の方による発案。下草を刈ったり、落ち葉を寄せ集めたり、土を掘ったりする労力をかけなくても、置いてくるだけで、森をつくることができる。

不忘アザレア訪問記

佐々木さんによる山菜の説明。スキー場は、山菜の宝庫だとのこと。でも、トリカブトもあるとのこと、気を付けねば。加藤さんが、毒草を食べて、胃を洗浄したはなしをして、一同大いに感心する。
宴会に4時まで付き合って、6時に山に登って、山菜を探した。タフだなあ。


スマートな都会的なNPOではないけれども、地元のスキー場を残したいという気持ちで、できたという印象を受けた。実際に切り盛りしている中心人物が、地場の旅館とか牧場とか農場とかの経営者であるという点も、頼もしい印象を受けたと同時にサラリーマン層が入りにくいとすれば、課題になるのかもしれない。

しかし、これは可能性といってもいいだろう。町が衰退していく現状を、放置してしまう場合が少なくない中で、自分できりもりできる人が、参加していくこと。期待の種がここにはあるように感じる。しばらくウオッチを続けていきたい。

松本功 2001.5.29

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