投げ銭・宣言!Ver.1.1

投げ銭システムを作ろう!

―インターネットにあった小規模の金銭送受システムを―

HPはなんでもありの大道芸。
こいつが生きてけた方が世の中楽しいと思ったら
帽子に小銭をほうり込む。 拍手する。 通りすがりのネットワークだ。
そうやって、なにげなくエネルギーをまわしていきましょ。

------投げ銭システム賛同者Kさんより

◆1.どうして個人の出版社やラジオ局がないのだろう

インターネットによって、個人でも放送局が開けるはずであったのに、現実的には個人で放送局を開いた人間はいない。放送局だけでなく、個人の新聞社も出版社もない。個人で、情報を発信している人は大勢いるにもかかわらずである。なぜなのか、ということが出発点の一つである。

◆2.有料か無料かだけでなく。

もう一つ。インターネットの文化は、無料の文化であった。アメリカの税金で賄われ、科学者同士は、個々のアプリケーションを有料で配布したりはしなかった。そこには、共有の精神があると称揚された。一方、様々な有料のサービスが登場し、ビジネスでの戦果を声高に話し始めてもいる。無料か、有料のどちらかしかないのか?これが、出発点の二つ目である。

◆3.NPOにあったお金の巡り方があるはずだ。

そして、実際に、NPOなども含む小規模の企業の側として、適切な規模の集金システムが無く、また、オンライン上で気楽に送金しようとしてもちょうどあったシステムがない。銀行もクレジットカードもプリペイカードも大げさすぎる。もっと小振りな送受金の方法がないものか。

◆4.HPはWEB通りの大道芸。

ここで、考えたのが、小さな発信者をいわば、大道芸人と考え、大道芸人へのお金の渡し方を投げ銭と考えてみたら、新しい視点が開けるのではないかという提案である。我々が、探しているのは、作り手が値札をつけ、買う人はそれに従うか従わないかの選択肢しかないような市場ではなく、受け手と送り手が、相互的に交渉し、その都度値段を決めていくようなシステムである。これは、公開市場で、買い手と売り手が相談しながら値段を決めていくようなやり方であり、市場の根元的な姿ではないか。場合によっては買い手は、ただですませるものもおり、場合によっては、売り手は、命の次に大事な物を勝ち取るかも知れない。そのようななかで特に私たちは大道芸人に注目したい。これこそが、インターネット時代の新しいマーケットのスタイルをしめすものだからだ。このシステムを「投げ銭システム」と呼ぶことにする。

大道芸人は辛い。パフォーマンスがうまくて、お金を払ってやろうと思わせなければ、だれも空き缶にコインを投げ込んでくれない。劇場のように入場料があるわけではない。道ばたでたまたま、芸が行われているのに遭遇して、足を止める。芸がそこそこ面白いだけでは、だめだ。こいつに100円でもいいから、お金を払ってやろうといく気持ちになってもらわなければならない。楽しませるだけではなく、財布のひももゆるめないといけない。こいつにはお金を払ってもいい、こいつが生きていけた方が、世の中が楽しいと思わせたらしめたものだ。いつもよりも多くのお金を払ってくれたり、豪華な夕食をごちそうしてくれるかもしれない。

◆5.WEB通りに小銭を投げ込む帽子を置こう!

なんで、大道芸人の話と思われるかも知れないが、現在のWEBの情報発信は、大きな通りで、芸を延々と見せている状態に近い。だれか、後ろに旗を持って立ってくれる広告主が現れない限り、その芸にはだれもお金を払ってはくれないのだ。もしかしたら、ちょっとばかりカンパしてやろうという気持ちも見ている方にはあるかもしれないのに、そこに空き缶や帽子が無いためにお金を投げ入れることができないのだ。芸人も、そこでなにがしかの金銭が得られれば、生活の基盤をシフトすることができる。他で稼いで、その分、芸に回すのではなく、芸だけで食えたり、あるいは「副業」にかける時間と労力を減らすことができる。また、投げ銭を受け入れることは、批評を受け入れることでもある。励みにも成るし、頑張っているページが生き延びることが出来るすべとなる。この精神はインターネットで利用できるだけではなく、なかなか厳しい状況で、孤立無援で最善を尽くしている個人への匿名の応援にも利用できるだろう。「あなたの仕事を私は見ています」と。

◆6.新しい経済システムの必要性。

もし、この「投げ銭」システムが、軌道に乗れば、大げさな課金システムもいらないし、組織に依存しなくても、生きていくことが可能になる、NPOやボランティア組織も生き延びやすくなるというものだ。現在、大勢となっている集金システムとは全く違ったお金の流通のシステムができれば、もっと自由になれるだろう。また、この方法はインターネットとも親和性が高いものだと私は信じている。このシステムが稼働するかどうかで、市民のものになるのかが、決まると言っておきたい。

 我々はささやかながらも栄光ある「言い出しっぺ」として、このシステムの準備を推進する委員会を結成することにした。ぜひともご賛同いただき、賛同者の列にお加わりいただきたい。ここでも、我々は我々の前に立ち止まってくれたあなたに賛同の声のために、頭を下げ、帽子を差し出すことにする。

準備委員会事務方 書評ホームページwebmaster 松本 功


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