『再構築した日本語文法』(2012年8月1日、ひつじ書房より刊行予定)刊行記念小島剛一氏講演会「『再構築した日本語文法』について」開催!日時2012年8月3日(金)19時〜21時 予定(18時半開場、質疑応答30分) 場所アジア学生文化会館(〒113-8642 東京都文京区本駒込2-12-13 都営地下鉄三田線 千石駅(A1出口)より徒歩3分) アクセスマップ 参加費1,000円お申し込みはこちらから概要おかしな文法用語がある。「爽やか」のように「形容詞」でも「動詞」でもないものをなぜ「形容動詞」と呼ぶのだろう。後接辞の「た」が「過去」を表わすという、事実に即していない説が流布している。「どいた、どいた」と言った瞬間にはまだ誰もどいていない。「さあ、買った、買った」と何度繰り返しても誰も何も買ってくれないこともある。ここに「過去」に似たものは何も無いのだ。「腹が減った」あるいは「お腹が空いた」と言う人は、「過去」のことを述べているのではない。「現在」空腹であることを表現している。探し物がやっと見つかった時に言う「あ、ここにあった」は、どう考えても「現在」の状況を述べている。それでは、日本語では何が「時」を示すのだろう。フランス人に日本語を教えて40年になる小島剛一が新しい日本語文法を書き上げた。「動詞の時制」だの「代名詞」だのは、日本語の体系には存在しないのである。小島剛一氏の新刊『再構築した日本語文法』書籍の詳細はこちら (当日会場にて、本書を割引価格で販売いたします。) ひつじ書房からのお願い今回の講演は、小島剛一氏の新刊『再構築した日本語文法』についてを主旨としています。ご著者『トルコのもう一つの顔』の読者の方には、トルコなどについてのお話をうかがいたいという方もいらっしゃるかとは存じますが、今回のご講演は言語学者小島氏のご講演でありますこと、ご了解の上でお申し込みいただけましたら幸いです。講演者略歴小島剛一(こじま ごういち)1946年、秋田県生まれ。 1968年以来フランス在住。旅の虫。巣はストラスブールにあるが、年に六ヶ月は羽が生えて地球のどこかを飛び歩いている。言語屋。 1973年以来、フランス人向けの日本語教育にも携わっている。 1978年、フランスのストラスブール大学人文学部で博士号取得。専攻は、言語学と民族学。 1986年9月、トルコ共和国で少数民族言語臨地調査のための「研究調査ビザ」を所持していたにも拘らず国外退去勧告を受ける。その後、四度に亙って空き巣被害を受けるが盗まれたものは何も無し。この時以来、身の安全のため、住所や勤務先などは非公表。 2003年7月、『ラズ語文法』刊行の直後、トルコ共和国から武力によって国外退去させられる。現在はフランスで自由業。 著書 『トルコのもう一つの顔』(中公新書)1991年、『漂流するトルコ 続「トルコのもう一つの顔」』(旅行人) 2010年など。 論文 『三省堂言語学大辞典』の「ザザ語」の項(1993年)など。 ウェブサイト 『ラズ語文法書・草稿』(http://ayla7.free.fr/laz/grammaire.html) 『ラズ語トルコ語辞典・草稿』(http://ayla7.free.fr/laz/index.html) 『フランス語を母言語とする人のための和仏辞典・草稿』(http://ayla7.free.fr/japonais) お申し込み方法事前申込みをお願いします。(お申し込みが間に合わない場合には、当日直接会場にお越しください。)件名(subject)に「小島剛一氏講演会_参加希望」とお書きの上、メールにてお申し込み下さい。 メールアドレス:toiawase(アット)hituzi.co.jp ○お名前 ○ご所属名・勤務先 ○ご住所(市町村名まで*) ○メールアドレス ○コメント(小島氏にこういうことをお聞きになりたいという内容などございましたらお書き添え下さい。) * 都道府県名から市町村名をお教え下さい。情報は、本講演会開催の運営のためにのみ使用し、他のことには一切使用しません。 ・電子メールアドレスをお持ちではない場合は、ファックスにてお申し込み下さいますようお願い申し上げます。 ファックス番号:03-5319-4917 ・どうぞお誘い合わせの上、ご参加下さい。本催しにつきまして、ブログやtwitter などで告知いただけましたら幸いです。 ・予定通りの開催をすすめて参りますが、急に予定が変更になることがあるかもしれませんので、小社HPを随時ご確認下さい。 ○ チラシのプリント用のPDFこちら |