宮崎和人著
5200円+消費税
ISBN4-89476-235-8
ひつじ書房
モダリティ研究の一環としての日本語の疑問文の研究。話し手の思考過程の反映である〈疑いの文〉,話し手の認識の妥当性や聞き手の認識のあり様について確認を求める〈確認要求文〉に焦点を当て,疑問文は,単なる判断不成立や情報要求の文ではなく,疑念解消や情報の共有化を目指す,話し手の主体性にこそ,その本質があることを明らかにする。