オーストラリアの日本語教育と日本の対オーストラリア日本語普及

オーストラリアの日本語教育と日本の対オーストラリア日本語普及 嶋津拓著 ひつじ書房 2004年8月9日★



オーストラリアの日本語教育と日本の対オーストラリア日本語普及

  

その「政策」の戦間期における動向

嶋津拓著

3600円+消費税
ISBN4-89476-221-8
ひつじ書房


 
●目次

まえがき

序論
1.研究の目的
2.オーストラリアの日本語教育史に関する先行研究
3.「日本語教育政策」と「日本語普及政策」

第1章 オーストラリアの「日本語教育政策」
1.日本語教育のはじまりとその時代背景
2.James Murdoch
3.任命の経緯
4.陸軍士官の日本留学
5.海軍の動き
6.陸軍士官学校における日本語教育のその後
7.シドニーの「日本語教師」たち

第2章 日本の対オーストラリア「日本語普及政策」
1.メルボルン大学と稲垣豪志
2.国際文化振興会
3.国際文化振興会とPeter Russo
4.国際文化振興会と稲垣豪志
5.対外文化工作に関する協議会
6.清田龍之助の渡豪
7.1930〜1940年代のオーストラリアにおける「日本語学習熱」

第3章 オーストラリアと日本語
1.日本語クラブ
2.第三高千穂丸事件
3.オーストラリアの日本語教育に対する「妨害」

第4章 第二次世界大戦中の「日本語教育政策」
1.日本語能力を有する人材の確保
2.空軍日本語学校

第5章 日豪開戦と「日本語教師」
1.国際文化振興会の対オーストラリア事業
2.清田龍之助の場合
3.稲垣豪志の場合
4.裁判

結論
1.本研究で設定した概念について
2.オーストラリアの「日本語教育政策」
3.日本の対オーストラリア「日本語普及政策」
4.「日本語教育政策」と「日本語普及政策」
5.本研究の限界について

参考文献
あとがき
索引


●著者紹介
嶋津拓(しまづたく)
 1986年、一橋大学大学院社会学研究科修士課程を修了。専攻は社会言語学。同年より国際交流基金(現在の独立行政法人国際交流基金)に勤務。日本研究部、日本語国際センター、シドニー日本語センター、関西国際センターでの海外の日本語教育・日本語学習を支援する業務に携わる。2003年、本書の基となった論文で一橋大学大学院言語社会研究科より博士(学術)の学位取得。

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