日本語と韓国語の受身文の対照研究

日本語と韓国語の受身文の対照研究 許明子著 ひつじ書房 2004年4月6日★



日本語と韓国語の受身文の対照研究

許明子著

  

シリーズ言語学と言語教育 第3巻

6000円+消費税
ISBN4-89476-206-4
ひつじ書房


 
●目次
序論
第泄煤@両言語の受身の特徴―受け身文の構文的特徴と述語動詞に関する制約について―
第1章 序
 1.1 はじめに
 1.2 韓国人学習者の受け身文の使用に関する調査
 1.3 韓国の日本語教科書及び文法書における受身文の記述
 1.4 まとめ
第2章 日本語の受身文の特徴
 2.1 はじめに
 2.2 二種類の受身文
 2.3 意味的特徴
 2.4 形態的特徴
 2.5 構文的特徴
  2.5.1 能動文との関係
  2.5.2 受身文の主語
  2.5.3 受身文の動作主
 2.6 まとめ
第3章 韓国語の被動文
 3.1 はじめに
 3.2 被動文とは
 3.3 意味的特徴
 3.4 形態的特徴
  3.4.1 「이」類被動文
  3.4.2 「지다」被動文
  3.4.3 「되다」被動文
  3.4.4 「받다」被動文及び「당하다」被動文
 3.5 構文的特徴
  3.5.1 能動文との関係
  3.5.2 被動文の主語
  3.5.3 被動文の動作主
 3.6 まとめ
第4章 両言語の受身文の分類
 4.1 はじめに
4.2 日本語の受身文
 4.2.1 従来の分類
 4.2.2 本研究における分類
4.3 韓国語の被動文
 4.3.1 従来の分類
 4.3.2 本研究における分類
4.4 まとめ
第5章 両言語の受身文の成立関する動詞の制約
5.1 はじめに
5.2 先行研究
5.3 日本語の動詞
 5.3.1 所動詞とは何か
 5.3.2 所動詞の種類
 5.3.3 自動詞と間接受身文
5.4 韓国語における被動の成立の制約
 5.4.1 「이」類接辞被動文
 5.4.2 補助動詞「지다」による被動文
 5.4.3 漢語名詞+「되다・받다・당하다」による被動文
5.5 まとめ
第部 実証的対照研究の試み―日本語と韓国語の受身文の使用に関する調査を通して―
第6章 両言語の受身文の使用に関する調査の概要―調査の目的・方法・意義―
6.1 はじめに
6.2 先行研究
6.3 調査の対象
6.4 分析の内容
6.5 本調査の独自性と意義
第7章 話しことばにおける日・韓両言語の受身文の特徴―テレビドラマに見られる受身文の分析を通して―
7.1 はじめに
7.2 受身文の使用率
 7.2.1 「ひまわり」の受身文の使用率
 7.2.2 「모래시계」の被動文の使用率
7.3 受身文の構文的特徴
7.3.1 「ひまわり」の受身文の構文別用例と特徴
7.3.2 受身文の主語と動作主による類型
7.3.3 「모래시계」の被動文の構文別用例と特徴
7.3.4 被動文の主語と動詐取による類型
7.4 受身文の意味的特徴
 7.4.1 「ひまわり」の受身文の意味
 7.4.2 「모래시계」の被動文の意味
7.5 受身文の述語動詞
 7.5.1 「ひまわり」の受身文の述語動詞
 7.5.2 「クキ。ステー閨vの語種
7.6 受身文の動作主マーカー
 7.6.1 「ひまわり」の受身文の動作主マーカー
 7.6.2 「모래시계」の被動文の動作主マーカー
7.7 まとめ
第8章 書き言葉における日・韓両言語の受身文の特徴―新聞コラムに見られる受身文の分析を通して―
8.1 はじめに
8.2 受身文の使用率
 8.2.1 「天声人語」の受身文の使用率
 8.2.2 「힁설수설」の被動文の使用率
8.3 受身文の構文的特徴
 8.3.1 「天声人語」の受身文の構文別用例と特徴
 8.3.2 「힁설수설」の被動文の構文別用例と特徴
8.4 受身文の意味的特徴
 8.4.1 「天声人語」の受身文の意味
 8.4.2 「힁설수설」の被動文の意味
8.5 受身文の述語動詞
8.5.1 「天声人語」の受身文の述語動詞
 8.5.2 「힁설수설」の被動文の述語動詞
8.6 受身文の動作主マーカー
 8.6.1 「天声人語」の受身文の動作主マーカー
 8.6.2 「힁설수설」の被動文の動作主マーカー
8.7 まとめ
第9章 結論
参考文献
索引



●著者紹介
許明子(ほ みょんじゃ)
1968年韓国生まれ。 1999年九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程単位取得。 2002年九州大学同大学院博士学位授与。 志學館大学を経て、現在、筑波大学講師。 主要論文:「日本語と韓国語の受身文の実証的対照研究―両国のテレビドラマと新聞コラムにおける受身文の使用率の分析を通して」(『日本語教育論集 世界の日本語 教育』第9号、1999、国際交流基金日本語国際センター)、「テモラウ文と受身文の関係について」(『日本語教育』第105号、2000、日本語教育学会)等



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