接続2008 特集:言語と教育 『接続』刊行会編 ひつじ書房 接続2008 特集:言語と教育 『接続』刊行会編 ひつじ書房
2009年4月

接続2008

特集:言語と教育

『接続』刊行会編

A5判並製 定価1,905円+税

ISBN 978-4-89476-412-5

ひつじ書房


要約

今回の特集は「言語と教育」。言語の習得は、同時にひとつの文化の吸収であり、その文化制度への参与でもある。語学教育は、教育成果や学力差という問題が顕著に現れる場面であるところから、教育における格差や方法論を検討する際の典型的事例となるだろう。本特集では、教育と教養の基幹とも言える言語の問題を、言語文化の形成という理論的主題に加え、実際の外国語教育の現場を踏まえながら考察することで、文化的制度としての言語の位置づけや、語学教育において現れる問題点を、理論と実践の両面から浮き彫りにすることが目指される。

目次

〔言語と教育〕
○金庚芬
日本語と韓国語の心地よいと思われる「ほめ」の表現―日韓大学生の会話データを用いて―
○馬場千秋 ダイアローグ
日本人の家族関係の変化―子供を可愛がりすぎる親たちの姿―

○馬場千秋
外国語としての英語学習におけるつまずき―書き言葉に見られるエラーの特徴を中心に―
○林伸一郎 ダイアローグ
独善と無関心を超えて

○茅野佳子
プエブロの踊り―同化政策を生き抜いて―
○張暁瑞 ダイアローグ
もう一つの青空と大地の間で―中国重慶市小山村の子どもたちの「踊り」―

○阪井恵
音楽が「分かる」ための鑑賞指導とその必要性
○村井則夫 ダイアローグ 音楽のエクフラシス―音楽の内部と外部―

○村井論文
記憶術と方法―弁論術の終焉と近代的思考の誕生―
○菊地滋夫 ダイアローグ
冷たく透明な解析と舞踊

〔はじめての接続〕
○山田留里子
教養と中国語教育―種蒔く人の祈りを込めて―

☆接続シリーズご案内☆
接続2001:【特集】近代再訪
接続2002:【特集】つくられた子ども
接続2003:【特集】越境する都市
接続2004:【特集】ジェンダーの地平
接続2005:【特集】環境というトポス
接続2006:【特集】ひらかれる身体
接続2007:【特集】マルチチュードの可能性

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