要約
本書は日本語教育学の研究者でもあり教師でもある著者が、最近注目を集める認知言語学の観点を生かして日本語の格助詞の意味構造を明らかにしたのち、様々な実験的手法や先行研究を駆使してその妥当性を示している。さらにコーパスなどのデータを用い、第二言語としての日本語の習得過程を解明し、意味構造と言語習得との関係について述べ、その成果をもとに日本語などの外国語教育に対して具体的提言を行ったものである。
【著者紹介】
森山新
1996年 高麗大学校教育大学院修了(日本語教育学)。
2002年 同徳女子大学校大学院博士課程修了(日語日文学科・日本語教育学 )。
文学博士(日本語教育学)。現在、お茶の水女子大学大学院准教授。
応用言語学(第二言語としての日本語の習得・教育研究)。認知言語学などの観点を参考にしつつ、言語習得を説明する言語習得理論を構築すること、及びその成果を日本語教育(シラバスや教材開発など)に生かすことをめざす。
主な著書に、『日本語教師のための認知言語学のレッスン』(凡人社、2008年、共著)、『多様化する言語習得環境とこれからの日本語教育』(スリーエーネットワーク、2008年、共著)、『現代日本語教育の理解』(J&C、2008年、共著)、『ベーシック日本語教育』(ひつじ書房、2007年、共著)、『認知言語学論考5』(ひつじ書房、2006年、共著)、『総合的日本語教育を求めて』(水谷修・李徳奉編、国書刊行会、2002年、共著)など多数。
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