伊藤健人
5600円+消費税
ISBN 978-4-89476-381-4
ひつじ書房
「構文」という観点を持たなかった従来の日本語研究では、「動詞の多義性」「格助詞の交替現象」「意味役割と格表示」といった問題は個別に扱われてきた。これらを統一的に説明すべく、本書では「イメージ・スキーマに基づく格パターン構文」を提案する。さらに、日本語における「構文の形式」とは何か、「構文の意味」を動機付けているものは何か、という最も根本的な問題に対しても、記述的な研究成果を踏まえて論じる。