接続2007 【特集】：マルチチュードの可能性 『接続』刊行会編 A5判並製　価格1905円＋消費税 ISBN978-4-89476-379-1 ひつじ書房

今回の特集は「マルチチュードの可能性」。グローバル化される社会＝〈帝国〉の内部で「マルチチュード」は果たして現代の社会を変革しうる勢力たりえるのか。「世界社会フォーラム」への参加やネグリ＝ハートの文献から多角的に考察する。

【目次】
I 　【特集】マルチチュードの可能性
「マルチチュード」が創る開かれた空間―第七回世界社会フォーラムの光と影（毛利聡子　ダイアローグ…茅野佳子、小林一岳）
大国の内なる「マルチチュード」―ニューメキシコ州アルバカーキからの報告（茅野佳子　ダイアローグ…毛利聡子）
二一世紀のマルチチュード―開かれたネットワークか排除か（菊地滋夫　ダイアローグ…細谷等）
多様性の解剖―『帝国』から『マルチチュード』へ（村井則夫　ダイアローグ…菊地滋夫）

II　 交差点
逸脱する家事―キャサリン・ビーチャーとエレン・リチャーズの家事の科学・政治学（細谷等　ダイアローグ…洪郁如）
漢族社会における「関係」生成の論理―ある台湾家庭の「礼簿」の分析（洪郁如　ダイアローグ…菊地滋夫）
中国人女性の日本留学―一つのエスノグラフィック　ケーススタディー（張暁瑞　ダイアローグ…高島美穂）
教室発　音楽の萌芽を考える（阪井恵　ダイアローグ…境敦史）

III 　はじめての接続
子どもの読書によりそう―児童文学研究への招待（宮川健郎）


☆接続シリーズご案内☆
接続2001：【特集】近代再訪
接続2002：【特集】つくられた子ども
接続2003：【特集】越境する都市
接続2004：【特集】ジェンダーの地平
接続2005：【特集】環境というトポス
接続2006：【特集】ひらかれる身体

書店様へ