芸能の〈伝承現場〉論―若者たちの民俗的学びの共同体 芸能の〈伝承現場〉論―若者たちの民俗的学びの共同体 大石泰夫 ひつじ書房
2007年9月

芸能の〈伝承現場〉論―若者たちの民俗的学びの共同体

大石泰夫at home こだわりアカデミー「日本人と祭り」

3400円+消費税

ISBN978-4-89476-374-6

装幀 iMat

ひつじ書房


民俗芸能は、固定したものではない。演じる人々、見る人々の中で伝承され、変わっていくものだ。

レイブとウェンガーの状況論(伝承とは学びの集積なのだ!)をも踏まえた民俗伝承論

要約
【民俗学の成果】民俗芸能は「変わらない」「変えたくない」と思われがちなもの。しかし…、民俗芸能は、固定したものではない。演じる人々、見る人々の中で、変わりながら伝承されていくものである。伊豆半島の南、宇久須地域に20年以上、フィールドワークした成果。時に演者の若者と飲み交わし、時に古老に話を聞き、20年間付き合い通したエスノグラフィー。芸能する村人たちのフィールドワーク。折口に学び、人々の実際の学びに焦点をあてたレイブとウェンガーの状況論(伝承とは学びの集積なのだ!)をも踏まえた民俗伝承論。
【著者紹介】盛岡大学文学部教授。専門 民俗芸能研究 『課題としての民俗芸能研究』(共編 ひつじ書房)、『万葉民俗学を学ぶ人へ』(世界思想社)などがある。待望の新刊!

書評

『望星』2007年12月号 佐藤康智さん
『日経新聞』2007.11.18.赤坂憲雄さん
『読書人』2007.11.30.俵木悟さん
『赤旗』2007.11.25.澤田勝雄記者


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