本書ではヘンリー・ウィドウソン氏の長年に亘る応用言語学・言語教育への貢献を、日本というコンテクストの中で論じる。10名の執筆者が自らの専門分野と氏の理論を関連付けつつ、日本の言語教育の実践と結びつけようと試みるもので、特にコミュニケーション能力育成とその可能性に焦点を当て、ウィドウソン氏の理論、主張と、読者の橋渡しの役目も果たしながら、日本の言語教育・応用言語学の発展に貢献しようとするものである。
目次
Foreword Henry Widdowson
（序文 ヘンリー・ウィドウソン 村田久美子・原田哲男訳）
謝辞
1. 日本の応用言語学と言語教育におけるヘンリー・
ウィドウソン氏の貢献 コミュニケーション能力の解釈を中心に 村田久美子・原田哲男
2. コミュニケーション推進力としての推論能力 青木昭六
3. 文学テクストによる言語教育の意義と可能性 川畑彰
4. 学習体験としてのグループインタビュー 状況論的観点からの考察 海野多枝
5. コミュニカテイブランゲｲジティチング(CLT)とコミュニケーションテクノロジー 高瀬貴美子
6. オーセンティックなテキストと教育的要素?日本の大学英語講座におけるドラマの適切性を考える? アリソン スチュワート（マスワナ紗矢子訳）
7. Content-Based Instruction (CBI) の理論と実践―日本の大学における英語リスニング指導を中心に― 原田哲男
8. 読解力の評価:内容構造分析的視点からの考察 小林美代子
9. 国際語としての英語―過去・現在・未来 矢野安剛
10. 異文化理解の視点よりみた批判的談話分析(CDA)の可能性と問題 村田久美子
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April 2008
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Applied Linguistics and Language Teaching in Japan ―A Widdowsonian Perspective; Explorations into the Notion of Communicative Capacity
Edited by Kumiko Murata and Tetsuo Harada
A5 hard \3800 + Tax
ISBN978-4-89476-363-0
Hituzi Syobo Publishing
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［Contributor］
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