日本語の助詞と機能範疇 日本語の助詞と機能範疇 青柳宏著 ひつじ書房
2006年3月

日本語の助詞と機能範疇

青柳宏著

6000円+消費税

ISBN4-89476-286-2

ひつじ書房


要約
 本書は、語彙を「詞」と「辞」、つまり、内容語(content word)と機能語(function word)に分けた場合、「辞=機能語」に相当するものに焦点を当てたものである。生成文法理論では語彙を語彙範疇(lexical category)と機能範疇(functional category)に分けている。言語をその意味伝達機能から見れば、前者が圧倒的に重く、後者は軽い。しかし、一般言語理論の立場から、Borer (1980)やFukui (1986)は、言語間の差異は機能範疇の差異に求められるべきだと主張した。本書はこれを継承、発展させたもので、いかに多くの日本語の現象が、この「辞」のはたらきによってもたらされているかを描き出すことが目的である。特に日本語を特徴づける「とりたて詞」を中心とした助詞や接辞がどのように仕組みで実現し、また解釈されるのかを、生成文法理論の立場から論じる。

 

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