発話行為論的引用論の試み−引用されたダイクシスの考察 発話行為論的引用論の試み−引用されたダイクシスの考察 中園篤典著 ひつじ書房
2006年3月20日

発話行為論的引用論の試み
−引用されたダイクシスの考察

中園篤典

5200円+消費税

ISBN4-89476-276-5

ひつじ書房


要約

 現実の発話は必ず具体的なコミュニケーションの中で発せられ、それが遂行する機能もその中で様々に変化する。したがって、発話行為(言語行為)論の有効性を示すには、コミュニケーションをどう扱うかが重要である。本書では現実の談話資料を直接分析する方法をとらず、引用に注目することによりコミュニケーションを論理的に扱うことを試みた。引用の構文は、元の発話のコミュニケーションを埋め込んだ複文の形式をとっており、この構文に見られる統語的な振る舞いから、元の発話場面における発話行為の遂行を観察できると思われる。「発話行為的引用論」は、引用の構文を通して発話の動的な側面を考察し、コミュニケーション研究への貢献を目指す。


この度は『発話行為的引用論の試み−引用されたダイクシスの考察』をお買い上げいただき、まことにありがとうございました。
本書に誤りが見つかりましたので、ここにお詫び申し上げるとともに、以下のように訂正いたします。

正誤表セイゴヒョウ
    アヤマ タダ
36頁 注79 第2章(4・4節) 第2章(5・3節)
51頁 17行目ギョウメ (38)aが生成セイセイされる (38)bが生成セイセイされる
52頁 24行目ギョウメ 言語研究ゲンゴケンキュウ 統語論トウゴロン
119頁 注17 なのである。」 なるのである。」
179頁 13行目 発語内行為に分類 発語媒介行為に分類
179頁 13行目 「発語媒介行為」に分類 発語内行為に分類
209頁 16・19・27行目ギョウメ himslef himself
217頁 15行目 発話行為論的引用論 発話行為的引用論
219頁 3行目 発行為的引用論 発話行為的引用論
222頁 注21 第5章(4・2・2節) 第4章(5・2節)
222頁 注21 第5章(4・2・3節) 第4章(5・4節)
251頁 索引サクイン「い」 うことはシンギすことである」 うことはすことである」



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