シリーズ文と発話 第2巻「単位」としての文と発話 シリーズ文と発話 第2巻 「単位」としての文と発話 串田秀也・定延利之・伝康晴 編
2008年9月

シリーズ文と発話 第2巻
「単位」としての文と発話


串田秀也・定延利之・伝康晴 編

A5判上製 本体3200+税

ISBN 978-4-89476-256-5

ひつじ書房



☆『月刊言語』(2009年2月号、大修館書店)に書評が掲載されました☆→こちら

要約

従来の文研究においては、文は完結性を持った単位として扱われる。文の内部の構造は、文が位置づけられた談話文脈や会話文脈に言及しなくても解明できると考えられている。しかし、一部の文の内部構造ははこのような前提の元で解明できない。また話し言葉や会話において自然に作り出され聞き取られている単位は、従来の文概念を基準にした場合「文未満」であるものから「文以上」であるものまで多様な広がりを持っている。これらの現象を理解しようとするとき、従来の文概念はどこまで有効なのか、文に変わるどのような単位を設定することができるのか、これらのことを考えた論文を収録する。


目次

白川博之 「言いさし文」の談話構造
森山卓郎 談話におけるエコー表現―相手発話を受ける「ね」「ねえ」「か」を中心に―
沖裕子 談話論からみた「文」と「発話」
金田純平 発話内における単位認定の問題点について―談話から見た文法単位の再検討―
小磯花絵 音声談話における発話の終了性を備えた単位に関する一考察
高木智世 発話行為の中の子どもの発話
岩崎志真子 会話における発話単位の協調的構築―「引き込み」現象からみる発話単位の多面性と聞き手性再考―
森本郁代 会話の中で相手の名前を呼ぶこと―名前による呼びかけからみた「文」単位の検討―

【編者紹介】

串田秀也
定延利之
伝康晴

【執筆者紹介】

沖裕子
小磯花絵
白川博之
高木智世
森本郁代
森山卓郎
金田純平
岩崎志真子


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