シリーズ文と発話第1巻 活動としての文と発話 串田秀也・定延利之・伝康晴編 ひつじ書房 2005年10月17日

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シリーズ文と発話 第1巻
活動としての文と発話

串田秀也・定延利之・伝康晴編

3200円+消費税

ISBN4-89476-255-2

ひつじ書房



文は話し手の意図を伝達する道具であり、文の構造は伝達に適した形に組み立てられるという考えは根強い。しかし、文法的な適格文は伝達にとってしばしば冗長であるし、実際の発話には伝達とは別の理由で存在すると思われる言語要素が含まれている。文や発話がさまざまな社会的活動の有用な道具であることは疑い得ないが、それらの活動を伝達概念によって集約することは実際の言語使用を見誤らせる可能性がある。文や発話が伝達のための道具であるという前提を疑ったときに どんな現象が視野に入るか、また逆に伝達という活動にとって文や発話の構造がいかなる働きをするのか、これらのことを考えた論文を収録する。
執筆者:林誠「文」内におけるインターアクション―日本語助詞の相互行為上の役割をめぐって/串田秀也参加の道具としての文―オーヴァーラップ発話の再生と継続/西阪仰複数の発話順番にまたがる文の構築―プラクティスとしての文法II/北野浩章自然談話に見られる逸脱的な文の構築―試行的提示のための形式「・・・と言うか」「・・・ですか」など/細馬宏通修復をとらえなおす―参照枠の修復における発話とジェスチャーの個体内・個体間相互作用/ポリー・ザトラウスキー情報処理、相互作用、談話構造からみた倒置と非言語行動との関係/定延利之・中川明子非流ちょう性への言語学的アプローチ―発音の延伸、とぎれを中心に/冨樫純一驚きを伝えるということ―感動詞「あっ」と「わっ」の分析を通して /林博司・水口志乃扶・小川暁夫項の「文的」解釈と「発話的」解釈―呼びかけ詞の対照言語学的考察

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