2019年の振り返り
  
 
本年もお世話になりました。 
私は、以下の9冊を担当しました。 
 
1  アムド・チベット語文法 
2  ひとりでも学べる日本語の発音 
3  断絶のコミュニケーション 
4  ICT×日本語教育 
5  英語コーパス研究シリーズ 第6巻 コーパスと英語史 
6  読書教育の未来 
7  場面と主体性・主観性 
8  英語コーパス研究シリーズ 第1巻 コーパスと英語研究 
9  Language Change 
 
このほか、他の担当者の製作まわりのお手伝いなどでもちょこちょこと顔を出していますので、上記の本以外の方にもお世話になりました。みなさま、ありがとうございました。 
 
ひつじ書房全体では、今年の刊行点数は53冊、昨年と同じ冊数です。 
同じ冊数ではありますが、定価の平均を出してみると、昨年は5,438円、今年は4,287円で、1000円以上安くなります。テキストの場合は価格は抑えめにすることが多いですが、今年テキストが特段に多かった印象ではありませんので、研究書でもわりと広く読まれるように意図して作っている本が多かったのかもしれません。 
 
そんなラインナップの中で一際異彩を放つのは『場面と主体性・主観性』、ページ数792頁、総勢31名による力作の論文集です。長らくお待たせしてしまいましたが、ついに刊行することができました。ちなみに函の背幅が45ミリあります。 
同じく30名以上にご執筆いただいたのが『読書教育の未来』で、こちらは現在の読書やその周辺環境を紹介する基礎文献と言えるものです。7月に刊行いたしましたが、年内に重版が決まり、現在進行中です。 
そのほかでうれしかったのは、「英語コーパス研究シリーズ」全7巻を完結できたことです。第一回の配本は2015年、企画はその前から動いていましたので、こちらも数年がかりの大仕事でした。 
 
それで気が緩んだのか、後半はあまり本が出せなかったのが心残りです。刊行寸前で年を越してしまったものが3冊ほどあります。 
いろいろな本を同時に作っていますが、最近進行速度が重なってしまう本が多く、来年はどうにかバランスよく仕事をしていきたいと思います。 
 
みなさま、どうぞ来年もよろしくお願いいたします。 
新年がいい年になりますように。 
  
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