2014年2月14日(金) 海外からの振り込め詐欺2014年2月13日のメール通信の房主より 今年の1月にアメリカ言語学会に参加しまして、この3月にはアメリカアジア学会に参加する予定です。出展して、本をお知らせして、読者の方に会って、実際に見ていただいて、お話しして、ひつじ書房を知っていただくという目的で参加します。そのために、かなりのコストをかけています。 米国になれていないからかもしれないですが、大都市のホテル代はとても高いですね。アメリカアジア学会は、フィラデルフィアでの開催です。学会は、マリオネットホテルで開催され、参加者には参加者割引が提供されます。しかし、その割引値段が2万円近いのです。考えたくない高さです。1月に参加したアメリカ言語学会のヒルトンは、割引値段が1泊1万円したので、それの倍です。ヒルトンは、寝間着もスリッパもなくて、この値段。大学院生は参加できるのでしょうか?二人で泊まるとかするのでしょうか。 高いなと思っていたところに、電話がかかってきました。日本国内からではなくて、たぶん、アメリカからです。マリオネットホテルに予約されていないようですが、学会展示者割り引きで、ホテル宿泊の予約をしてくれるというのです。私は2万円は高すぎるので、旅行会社に聞いて、1万5000円のホテルを予約していたのですが、それでも高い。1万2000円にするというのです。じゃあ、先の予約をキャンセルして、申し込み直そうと思ったので、メールアドレスまで、登録方法のメールをくれというと送ってきてくれて、そのメールに貼られたリンクにアクセスすると申込み書があり、順番に電話で指示されるとおりに、文字を入れていきました。 クレジットカードの登録者名を入れたところで、ふと、これは大丈夫か、と心配になりました。危ないんじゃないか。海外からの振り込め詐欺の一種なんじゃないのかと。私はこれから人と会う予定があるので、一旦電話を切ってまたあとで書類に沿って手続きをするからと言って切りました。そして、送られてきたメールを、アメリカアジア学会に転送すると、緊急連絡とのことで、アメリカアジア学会は、第三者にホテル予約のサービスを提供していない、とのメールが来ました。 サインのページへのリンクされていたメールの差し出しアカウントにメールを送ると、私たちは、第三者に署名を受け取ることができるようにするサービスを提供しているだけで、署名の内容には関与していないので、お客さんに送られてきたメールの下に連絡先があるから、そっちに連絡しろとのこと。いやな感じですね。悪巧みの手伝い人のよう。 もし、クレジットカードの番号まで記入していたら、カードの番号を盗まれたかもしれないと思うとぞっとします。単に代行して、手数料を得ているだけかもしれないですが。あるいは、お金を取って、ホテルの予約をしてくれなければ、現地で寒い中、宿無しになるところでした。しかし、関係ない業者が電話をかけてきて、サインをさせるというのが恐ろしい。もっと早い段階で気が付くべきなのかも知れないですが。 海外で書籍を展示して売るというだけで、いろいろな危険なことがあるものです。これも、貴重な経験ということでしょうか。はじめてのフィラデルフィアが楽しみです。 ---------- 執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。 「本の出し方」・「学術書の刊行の仕方」・「研究書」・スタッフ募集について・日誌の目次・番外編 ホットケーキ巡礼の旅 日誌の目次へ
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