2003年2月11日(火)

本の作り方を振り返る1 校正講座

本作りは、非常に具体的な経験の蓄積とものごとを考え出すという二つの面がある。それぞれは、別々ではなくて、具体的な中にこそ、あたらしいものを生み出す源がある、と思う。

郷野さんは、1冊秋に作り、足立さんは、もうすぐ同時に2冊の本を校了にする。北村さんは、まだ、本を作るのははじめの段階だが、本を作る際の校正の部分を振り返る機会を作りたいと考え、フリーの校正者の境田さんにきていただいて、ミニミニ校正講座を土曜日に行った。ひつじにきているマチネスタッフ4名全員も参加してくれた。そうぜい、7名ということになる。狭い事務所はいっぱいになってしまった。

小さい会社だからこそ、できるかぎり、凝り固まらず、仕事を学んでいけるオープンな場所にしてきたいと考えている。もちろん、ひつじのスタイルを作ろうとも考えている。日頃、ルーティンの中にいる仕事を少し、社外の優れた人にきて話をしてもらうことによって、それぞれの自身の中で、仕事を対象化することのきっかけになるのではないだろうか。出版の世界に20年近くいて、優れた知り合いの方がいる。その縁をたどって、多くの方に教えに来てもらいたいと思う。一回目の境田さんにお礼申し上げます。

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