中村佳文 著
A5判並製 定価2,200円+税
ISBN 978-4-89476-605-1
ひつじ書房
本書は、自らの音声表現のあり方に疑問を抱き検証を続けてきた著者が、教育現場での実践を踏まえてその理論と効用をまとめものである。音声表現とは常に〈解釈〉との関連を考慮しつつ、「理解」と「表現」という目的をもって行なうべきであるとし、その具体的な方法論を提唱している。文学作品冒頭文・韻文(和歌・漢詩・近現代詩)・『平家物語』・『走れメロス』などを教材にした「声で思考する〈国語教育〉」の実践を理論化した一書である。