「配慮」はどのように示されるか 三宅和子・野田尚史・生越直樹 著 「配慮」はどのように示されるか 三宅和子・野田尚史・生越直樹 編
2012年10月

シリーズ社会言語科学 1

「配慮」はどのように示されるか


三宅和子・野田尚史・生越直樹 編

A5判並製カバー装 定価3,800円+税

ISBN 978-4-89476-603-7

ひつじ書房



本書は、社会言語科学会設立10周年を記念して2009年3月に東京外国語大学で開催された2つのシンポジウム「配慮言語行動研究の新地平」と「アジア圏の社会言語科学」をもとに編まれた。社会言語科学が究明すべき現代的課題として取り上げられた2つのシンポジウムをもとに、登壇者がそれぞれの立場から新たに書き起こした「配慮」をめぐる多彩な視点をもつ論文集である。
執筆者:井出祥子・植野貴志子、井上史雄、生越直樹、姜錫祐、ザトラウスキー ポリー、高山善行、大坊郁夫、西尾純二、野田尚史、日高水穂、彭国躍、三宅和子



【目次】

『シリーズ社会言語科学』刊行にあたって
シリーズ社会言語科学 1 「配慮」はどのように示されるか―まえがき 

■第1部 「配慮」を考えるときの視点

日本語敬語の変化とアジアの敬語
井上史雄

場の理論で考える配慮言語行動
井出祥子・植野貴志子

対人関係における配慮行動の心理学―対人コミュニケーションの視点
大坊郁夫

■第2部 日本語の「配慮」の多面性

日本語の配慮言語行動の社会的多様性
西尾純二

「察し合い」の談話展開に見られる日本語の配慮言語行動
日高水穂

日本語の配慮言語行動の歴史的研究―これからの発展に向けて
高山善行

配慮したつもりなのによい印象を与えない日本語非母語話者の言語表現・言語行動
野田尚史

■第3部 「配慮」の比較対照研究

韓国社会における圧尊法と呼称の運用
姜 錫祐

「配慮」の示し方―日本と韓国の言語行動の比較から
生越直樹

中国語敬語表現の歴史と現状―マクロ的通時論の考察
彭 国躍

電子メディアを介した日英の配慮言語行動―謝罪への応答を手がかりに
三宅和子

日米の実際の談話に見られる人を指す身ぶりと配慮との関係
ポリー・ザトラウスキー

【編者紹介】

三宅和子(みやけかずこ) 東洋大学教授
野田尚史(のだひさし) 国立国語研究所教授
生越直樹(おごしなおき) 東京大学教授



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