平家物語の多角的研究 屋代本を拠点として 千明守編 ひつじ書房 平家物語の多角的研究 千明守 編
2011年11月

ひつじ研究叢書(文学編) 3

平家物語の多角的研究

屋代本を拠点として

千明守 編

A5判上製カバー装 308頁 定価8,500円+税

ISBN 978-4-89476-578-8

ひつじ書房



文学研究から言語研究、歴史研究までを横断する。

本書は、平成20年度〜22年度科学研究費補助金による共同研究「平家物語の初期形態に関する多角的研究−屋代本を拠点として−」の、3年間にわたる研究成果(調査・報告・講演・シンポジウム)をまとめたものである。研究範囲は、文学研究から言語研究、歴史研究に及び、平家物語研究の新しい時代を切り開く。


序説 軍記物語古態論の行方
軍記物語の表現の古態を考えるということ 佐倉由泰

Ⅰ 屋代本平家物語の新研究
「屋代本平家物語」の書誌学的再検討 佐々木孝浩
屋代本平家物語巻十一の性格―字形と語句の観点から 吉田永弘
屋代本平家物語巻十一本文考 千明守
『平家物語』巻一「二代后」の本文―一方系と八坂系の接近 伊藤悦子
屋島合戦記事の形成 松尾葦江
屋代本『平家物語』における梶原景時の讒言をめぐって 大谷貞徳
屋代本『平家物語』〈大原御幸〉の生成 原田敦史

Ⅱ 刀剣伝承の文学
アーサー王のエクスキャリバーと「剣の巻」 多ヶ谷有子
『剣巻』をどうとらえるか―その歴史叙述方法への考察を中心に 内田康
「平家剣巻」の構想―道行・生不動説話の位置づけをめぐって 山本岳史

Ⅲ シンポジウム「平家物語研究の視点」
東国武士研究と軍記物語 野口実
歴史学の視点と文学研究の視点―「武士的価値観」を中心に 佐伯真一
「史料」と軍記物語 高橋典幸
『平家物語』の生成と東国―「重衡・千手譚」を素材として 坂井孝一

あとがき
執筆者一覧





【編者紹介】

千明守 国学院大学栃木短期大学教授

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