内容紹介
オーストラリアは多文化主義を政策として採用しながらも英語を国の土台ととらえ、移民の英語教育を保証している。本書は移民たちが英語母語話者を交えて問題解決をはかるとき、母語の文化的価値観や談話構造、ターン・ティキング、主張の仕方といった会話のスタイルがどのように英語母語話者や他の文化出身者との意思疎通を阻んだり、誤解を与えたのかを実際の会話データから分析した。英語教育、日本語教育、多文化教育でのコミュニケ—ションの在り方を考えるための必読書。訳書原題『How Different Are We? Spoken Discourse in Intercultural Communication』