フランス語学の最前線1 坂原茂 編 フランス語学の最前線1 坂原茂 編
2012年6月

フランス語学の最前線1

【特集】名詞句意味論

坂原茂 編

A5判並製 定価4,800円+税

ISBN 978-4-89476-397-5

ひつじ書房


 

名詞句意味論を中心に、時間副詞、副詞節の時制選択、トートロジなど多岐にわたる論文を収める。
執筆者:坂原茂、東郷雄二、春木仁孝、井元秀剛、曽我祐典、木内良行、酒井智宏、田原いずみ、小田涼、西村香奈絵


【目次】

フランス語コピュラ文の解釈と属詞の冠詞の有無 坂原茂
存在文と不定名詞句の意味解釈 東郷雄二
指示形容詞の概念指示用法について—「周知の指示形容詞」を中心に 春木仁孝
定冠詞と範列(paradigme) 井元秀剛
depuis が導く時況節の動詞時称 曽我祐典
フランス語の使役構文におけるいくつかの周辺的な文型について 木内良行
トートロジーにおける言語情報と文脈情報の相互作用 酒井智宏
副詞maintenant の本質へのアプローチ 田原いずみ
先行詞のない定名詞句の唯一性—Je suis désolé, mais le taxi a eu une panne de moteur. 小田涼
不定名詞句主語を持つ否定文—否定文の出来事解釈と限定詞交替の問題 西村香奈絵


【編者紹介】
坂原茂(さかはら しげる)
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻教授。『日常言語の推論』(東京大学出版会)、『認知言語学の発展』(編著)(ひつじ書房)ほか多数。


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