コンセプトベースの言語教育 日本語教育への応用と可能性 増田恭子編
2026年10月刊行

コンセプトベースの言語教育

日本語教育への応用と可能性

増田恭子編

A5判並製カバー装 定価3,800円+税 200頁

ISBN978-4-8234-1331-5

装丁 村上真里奈

ひつじ書房

Concept-based Language Instruction: Applications in Japanese Pedagogy
Edited by MASUDA Kyoko

【内容】

本書は、認知言語学と社会文化理論を基盤に、学習者が日本語のコンセプトを内省的に理解することを媒介として言語発達を支援し、日本語教育への実践例をまとめたものである。SCOBAやランゲージングを活用し、CEFRの理念と親和性のある教室活動や仮想空間での言語活動を通して、主観的把握・終助詞・受身文・テイル・移動動詞の学習の可能性を探る。
執筆者:太田・スナイダー・エイミー、菊池正人、辻原理絵、増田恭子

【目次】

まえがき

第1部 理論的基盤
第1章 コンセプトベースとその理論的背景
1. はじめに
2. なぜコンセプトベースの言語教育が必要なのか
3. コンセプトベースの言語教育とは
4. 用法基盤言語学について
5. 認知言語学について
6. 社会文化理論について
7. 認知言語学と社会文化理論の融合
8. 認知言語学と社会文化理論の相違点
9. コンセプトベースの言語教育の実践研究
10. 本書の構成とまとめ

第2章 コンセプトベースと日本語教育
1. はじめに
2. コンセプトベースの基本概念
3. コンセプトベースの言語教育の活動の流れ
4. 認知言語学とコンセプトベースの日本語教育
5. まとめ

第2部 日本語教育への応用
第3章 相互行為詞の教え方とその実践
1. はじめに:日本語教育における相互行為詞「ね・よ・よね」
2. 相互行為詞「ね・よ・よね」のコンセプトとSCOBA
3. 実践研究
4. 結果と考察
5. まとめ

第4章 移動動詞の教え方と実践
1. はじめに:日本語教育における移動動詞
2. 背景知識
3. 三次元仮想空間のアクティビティ
4. 実践研究
5. 結果と考察
6. まとめ

第5章 テイルの教え方と実践
1. はじめに:日本語教育におけるテイル
2. テイルのコンセプトとSCOBA
3. 実践研究
4. 結果と考察
5. まとめと考察

第6章 受身表現の教え方とその実践
1. はじめに:日本語教育における受身表現
2. なぜ受身は学習者にとって難しいのか
3. 受身の実際の使われ方
4. 受身のコンセプトとSCOBA
5. 実践研究
6. 結果と考察
7. まとめ

第3部 今後の課題と展望
第7章 コンセプトベースの日本語教育のこれから
1. はじめに
2. C-BLI とアセスメント
3. C-BLI とプラクシス

英語の要旨
索引
執筆者紹介




【編者】

増田恭子(ますだ きょうこ)
米国ジョージア工科大学現代言語学科教授。上智大学にて修士号(応用言語学)取得後、アリゾナ大学にて2002 年に博士号(第二言語習得と教育)を取得。専門分野は日本語談話分析、日本語教育、応用認知言語学、社会文化理論。主著 Cognitive Linguistics and Sociocultural Theory(Mouton de Gruter, 2015年 , 共編), Cognitive Linguistics and Japanese Pedagogy(Mouton de Gruter, 2018年, 編), Concept-based Language Instruction(Routledge, 2025年, 共著)。



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