ひつじ書房 五感で読み解く近世文芸 丹羽みさと編 五感で読み解く近世文芸 丹羽みさと編
2026年2月刊行予定

五感で読み解く近世文芸

丹羽みさと編

A5判上製カバー装 定価4800円+税 300頁

ISBN978-4-8234-1328-5

装丁 コバヤシタケシ(SURFACE)

ひつじ書房

Exploring Sensory Expression in Edo-Period Japanese Literature and Art
Niwa Misato

【内容】

文字は二次元の媒体である。しかしながら、それを書いたものが人であるならば、その文章には目、耳、鼻、舌、皮膚という身体器官で感知した要素が含まれていよう。本書は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚という五つの感覚、すなわち「五感」から、戯作や和歌、俳諧、歌舞伎、色道、国文学、漢学など江戸時代の文芸を捉え直そうとする試みである。 執筆者:青山英正、石上阿希、井田太郎、稲葉有祐、大高洋司、川下俊文、神林尚子、小林ふみ子、佐藤温、丹羽みさと、水谷隆之、三ツ松誠、渡辺憲司

【目次】

まえがき 五つの感覚について  丹羽みさと

第一章 〈視覚〉 情報の整理と操作
 事件を描く―永代橋崩落事件の記録集『夢の憂橋』から  小林ふみ子
 七大考弁―見える天体、見えない神々  三ツ松誠

第二章 〈聴覚〉 何をどう聞くのか
 幽囚の志士たちが聞いた音―幕末の漢詩より  佐藤温
 樽屋おせんの行動原理―『好色五人女』の恋と五感  丹羽みさと

第三章 〈嗅覚〉 匂いが導くその先へ
 蕉門と嗅覚表現―記憶の回路を巡って  稲葉有祐
 放屁薫香吹寄草  川下俊文
 江戸時代極初期の遊郭と香―遊女小藤と吉野を中心に  渡辺憲司

第四章 〈味覚〉 食に込める思い
 『春色梅児誉美』の飲食場面  大高洋司
 美味を描くという困難  井田太郎

第五章 〈触覚〉 超越する体
 恋する身体の皮膚感覚―近世から近代へ  青山英正
 「触れる」春画・艶本―仕掛絵・おもちゃ絵  石上阿希
 近世の地獄譚と「触覚」の表現―勧化本を題材として  神林尚子

近世文芸と五感―あとがきにかえて  水谷隆之

執筆者紹介




【編者紹介】

丹羽みさと(にわ みさと)
武蔵大学人文学部准教授
『八百屋お七論―近代文学の物語空間』(新典社、二〇二〇)、「旅する乱歩―大島・熱海編 」(『大衆文化』三一、二〇二四)


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