ひつじ書房 『續三綱行實圖』研究 澁谷秋著 ひつじ書房 『續三綱行實圖』研究 澁谷秋著
2026年2月刊行

『續三綱行實圖』研究

澁谷秋著

A5判上製カバー装 定価13000円+税 282頁

ISBN978-4-8234-1325-4

ひつじ書房

A Study of Sok Samgang Haengsil-to
SHIBUYA Aki

【内容】

本書は、朝鮮時代の長きにわたり刊行された教化書のひとつである『續三綱行實圖』を多角的に解き明かす研究書である。朝鮮書誌学の観点から刻手名や版木の特徴を詳細に分析し、今まで不明確だった現存資料の系統関係を解明し系統図として描いてみせた。また、朝鮮語学の視点から、諺解文のテキスト比較を行い、版ごとのテキストの特徴を記述した。朝鮮書誌学や朝鮮語学だけでなく、歴史言語学、文献学にも有益な一冊。〈日本学術振興会助成刊行物〉

【目次】

第1章 朝鮮における出版文化について
1. 本書の目的
2. 朝鮮における出版文化について
2.1 日本、中国そして朝鮮における書物
2.2 朝鮮における書物を取り巻く環境
2.3 朝鮮本刊行年代推定のために
3. 用語の整理
3.1 巻名
3.2 本文コード
3.3 原刊本・重刊本・覆刻本
3.4 時代区分と言語名
3.5 文法用語
3.6 文献名
4. 先行研究

第2章 『續三綱行實圖』について
1. 『續三綱行實圖』とは
2. 刊行経緯
3. 構成
4. 現伝する刊本一覧

第3章 『續三綱行實圖』の書誌学的考察
1. 原刊本系列
1.1 A第Ⅰ種刊本
1.2 A第Ⅱ種刊本
1.3 A第Ⅲ種刊本
1.4 A原刊本系列刊本のまとめ
2. 明宗宣祖代重刊本系列
2.1 B第Ⅰ種刊本
2.2 B第Ⅱ種刊本
2.3 B第Ⅲ種刊本
2.4 B第Ⅳ種刊本
2.5 明宗宣祖代重刊本系列のまとめ
3. 英祖代重刊本系列
3.1 C第Ⅰ種刊本
3.2 C英祖代重刊本系列のまとめ
4. その他
4.1 諺解の字の大きさ
4.2 『續三綱行實圖』の図版について
4.3 その他のまとめ
5. 書誌学的考察まとめ

第4章 『續三綱行實圖』の言語学的考察
1. 諺解様式の継承の様相
1.1 『三綱行實圖』の諺解様式の特徴
1.2 『續三綱行實圖』の諺解様式の特徴
1.3 『二倫行實圖』の諺解様式の特徴
1.4 諺解様式のまとめ
2. 表記と音韻
2.1 漢字音表記
2.2 東国正韻式漢字音と一致する『續三綱行實圖』の漢字音
2.3 東国正韻式漢字音と一致しない『續三綱行實圖』の漢字音
2.4 分綴連綴表記
2.5 重綴表記
2.6 並書に関する問題
2.7 r(※「r」はハングルで表記)
2.8 終声s、t(※「s」「t」はハングルで表記)
2.9 使われなくなった字母と消滅した音素
2.10 口蓋音化
3. 形態的な特徴
3.1 助詞
3.2 語尾
3.3 語形変化
4. その他
5. 言語学的考察まとめ

第5章 まとめ

参考文献
付録1 『續三綱行實圖』現存刊本の書誌情報
付録2 行実図系統図
おわりに
索引




【著者紹介】

澁谷 秋(しぶや あき)
略歴
東京外国語大学卒業。東京大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科助教、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門特任研究員を経て、現在、東北大学大学院情報科学研究科特任助教。

主な著書・論文
『言いたい!をかなえる韓国語レッスン【入門編】』(2025年、アルク)、「『三綱行實圖』大英本の特徴と系譜の再考」(2019年、『朝鮮学報』249・250輯)、「啓明大学校所蔵『續三綱行實圖』について」(2024年、『朝鮮学報』第264輯)など。


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