ひつじ書房 深川六歌仙評釈 小林孔・佐藤勝明著 ひつじ書房 深川六歌仙評釈 小林孔・佐藤勝明著
2025年10月刊行予定

深川六歌仙評釈

小林孔・佐藤勝明著

定価6200円+税 四六判上製カバー装 356頁

装幀 三好誠(ジャンボスペシャル)

ISBN978-4-8234-1304-9

ひつじ書房

An Analysis of Six Kasen Renkus in Fukagawa
Tohru Kobayashi and Katsuaki Sato


【内容】

俳諧とは、本来、俳諧の連歌のことで、近代の用語でいう連句をさす。俳諧の歴史は、連句の付合を読み、人と人、言葉と心の関係をとらえることで、描き直されなければならない。『深川』は、江戸の地名を題名に採用し、永く旅にあった芭蕉が、その当時の俳風を視野に入れて巻いた六つの歌仙を収めている。本書は、その付合を「見込」「趣向」「句作」の三段階で分析した前著『続猿蓑五歌仙評釈』に続く、芭蕉晩年の俳諧の本質に挑む注釈書である。
 



【目次】

付合文芸の展開と『深川』  佐藤勝明
『深川』連衆略伝
『深川』評釈
  凡例
  洒堂序文
  「青くても」歌仙
  「冴そむる」歌仙
  「洗足に」歌仙
  「口切に」歌仙
  「苅かぶや」歌仙
  「梟の」歌仙
  附録(忘年書懐・余興)
『深川』出版略史  小林 孔
『深川』と『市の庵』の題号  小林 孔
あとがき

【著者紹介】

小林 孔(こばやし とおる)
一九六三年生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。大阪城南女子短期大学教授。主な著書に『捨女句集』(共著、和泉書院、二〇一六年)、『続猿蓑五歌仙評釈』(共著、ひつじ書房、二〇一七年)、『笈の小文の研究』(共著、和泉書院、二〇一九年)ほか。

佐藤勝明(さとう かつあき)
一九五八年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。和洋女子大学人文学部教授。主な著書に『芭蕉と京都俳壇』(八木書店、二〇〇六年)、『芭蕉全句集』(共著、角川ソフィア文庫、二〇一〇年)、『続猿蓑五歌仙評釈』(共著、ひつじ書房、二〇一七年)ほか。



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