ひつじ書房 ピア・ラーニング入門 改訂版 創造的な学びのデザインのために 池田玲子・舘岡洋子著 ピア・ラーニング入門 改訂版 創造的な学びのデザインのために 池田玲子・舘岡洋子著
2022年11月刊行

ピア・ラーニング入門 改訂版

創造的な学びのデザインのために

池田玲子・舘岡洋子著

定価2400円+税 A5判並製 186頁

ISBN978-4-8234-1172-4

装丁 高橋歩

ひつじ書房

An introduction to Peer Learning, Revised Edition
Reiko Ikeda and Yoko Tateoka


【内容】
好評の『ピア・ラーニング入門』改訂版。ピア・ラーニングとは、仲間(peer)同士で学び合う学習のこと。理論編として、協働の概念を整理し、様々な教育分野で実現された協働の形を紹介した上で、日本語教育における協働のありかたを探る。実践編として、ピア・レスポンス及びピア・リーディングの学習活動の例を紹介し、その意義について検討。さらに、ピア・ラーニングを実践する日本語教師の養成、研修について解説する。

【目次】
はじめに

第1章 協働とは 池田玲子
1.1 協働の定義
1.2 市民協働の原点
1.3 まちづくりと協働
1.4 学校教育と協働
 1.4.1 学校と家庭および地域社会の協働
 1.4.2 学校教育の協同学習
1.5 本章のまとめ

第2章 さまざまな協働の学び 池田玲子
2.1 対話的問題提起学習
2.2 Learning Through Discussion: LTD(話し合い学習法)
2.3 バズ学習
2.4 ケースメソッド
2.5 ケース学習
2.6 アクティブラーニング
2.7 参加型学習とワークショップ
2.8 まとめ

第3章 ピア・ラーニングとは 舘岡洋子
3.1 学習観の転換と協働の背景
 3.1.1 認知過程と社会とのかかわり
 3.1.2 徒弟制における学び
 3.1.3 学習における援助
 3.1.4 社会的構成主義における学習
3.2 ピア・ラーニング
 3.2.1 日本語教育における言語教育観の転換
 3.2.2 教室という場と授業デザイン
 3.2.3 ピア・ラーニングの定義
 3.2.4 仲間との相互作用による学び
  3.2.4.1 リソースの増大
  3.2.4.2 相互作用による理解深化
  3.2.4.3 社会的側面からみたメリット―社会的関係性の構築と学習への動機づけ
  3.2.4.4 相互作用による学びの実態
 3.2.5 ピア・ラーニングにおける学び
3.3 ピア・ラーニングの実践へむけて

第4章 ピア・レスポンス 池田玲子
4.1 ピア・レスポンスとは
4.2 協働学習としてのピア・レスポンス
4.3 L1(第一言語)教育からL2(第二言語)教育への応用
4.4 日本語作文教育への応用
 4.4.1 日本語ピア・レスポンスの困難点
 4.4.2 教師添削中心の作文指導
 4.4.3 日本語作文学習の新しい提案
 4.4.4 添削指導からピア・レスポンスへ
4.5 日本語ピア・レスポンスのデザインポイント
 4.5.1 ポイント1:緩やかな導入
  4.5.1.1 作文学習背景の振り返り
  4.5.1.2 活動の意義と特徴の理解
  4.5.1.3 書き手不在のピア活動
  4.5.1.4 デモンストレーションビデオによる参加態度の指導
 4.5.2 ポイント2:活動目的と手順の明示
  4.5.2.1 具体的な目的の明示
  4.5.2.2 課題にそったレスポンス
 4.5.3 ポイント3:グループ編成
  4.5.3.1 多様性
  4.5.3.2 母語と媒介語
  4.5.3.3 グループメンバーの更新
 4.5.4 ポイント4:教師の役割
  4.5.4.1 授業デザイン
  4.5.4.2 活動への支援
 4.5.5 ポイント5:評価
  4.5.5.1 内省活動(自己評価とピア評価)
  4.5.5.2 教師評価

第5章 ピア・リーディング 舘岡洋子
5.1 読解授業の問題点
5.2 ピア・リーディングのはじまり―なぜピア・リーディングなのか
5.3 ピア・リーディングの2 種類―何を共有するか
5.4 実践例の紹介と考察
 5.4.1 ジグソー・リーディング―異なったテキストの情報の統合から学ぶ
 5.4.2 プロセス・リーディング―同一テキストの読みの異なりから学ぶ
 5.4.3 ジグソー・リーディングとプロセス・リーディングの組み合わせ
5.5 ピア・リーディングを実りあるものにするために―授業デザインと教師の役割
 5.5.1 ピア・リーディングにおける対話の3ステップ
 5.5.2 ピア・リーディングの授業デザイン
 5.5.3 内省に向かうインターアクション―外化=内省とするために
  5.5.3.1 再び問題提起―協働すれば学べるのか
  5.5.3.2 内省へとつなげる工夫
5.6 ピア・リーディングの進化

第6章 ピア・ラーニングの実現に向けた教師の養成と研修 舘岡洋子・池田玲子
6.1 ピア・ラーニングのための教師養成
 6.1.1 ピア・ラーニングの特徴と教師養成
 6.1.2 「いっしょにつくる」とは
 6.1.3 実践例による検討
  6.1.3.1 実践の対象となる授業
  6.1.3.2 実習生の4 つの役割からの学び
  6.1.3.3 養成課程でどこまで学べるか―「専門性の三位一体モデル」からの考察
 6.1.4 おわりに―仲介者としていっしょにつくる
6.2 ピア・ラーニングのための教師研修
 6.2.1 現職者のための研修参加の目的
 6.2.2 研修参加から教師コミュニティづくりへ
 6.2.3 教師のための学び合いコミュニティ生成
 6.2.4 オンライン研修の可能性


おわりに
索引
 
【著者】
池田玲子(いけだ れいこ) 鳥取大学教育支援・国際交流推進機構国際交流センター教授
『日本人も外国人もケース学習で学ぼう—ビジネスコミュニケーション—』(共著 日経HR 2020年)、『アジアに広がる日本語教育ピア・ラーニング—協働実践研究のための持続的発展的拠点の構築—』(編著 ひつじ書房 2021年)など。
舘岡洋子(たておか ようこ) 早稲田大学大学院日本語教育研究科教授
『読解教材を作る(日本語教育叢書「つくる」)』(共著 スリーエーネットワーク 2012年)、『日本語教師の専門性を考える』(編著 ココ出版 2021年)など。


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