ひつじ書房 読解力を高め自信をつける先行学習 決め手はあなたの指導技術 鏑木良夫著 読解力を高め自信をつける先行学習 決め手はあなたの指導技術 鏑木良夫著
2023年3月刊行

読解力を高め自信をつける先行学習

決め手はあなたの指導技術

鏑木良夫著

定価2400円+税 A5判並製カバー装 320頁

ブックデザイン 三好誠(ジャンボスペシャル)

ISBN978-4-8234-1154-0

ひつじ書房

The Way Prior Learning Improves Reading Comprehension and Confidence: Success Depends on Your Teaching Skills
Kaburagi Yoshio


【内容】
授業を変えたいと思っている教員に、読解力が高まる習得から活用へと進む「先行学習」型の指導法と、いじめ予防にもつながる授業スキルを提供する。教える側の授業スキル次第で、生徒の読解力と人間力は大きく向上する。いつでもどこでも使える39の授業スキルを手にして指導力を高めよう。『もっとわかる授業を! 「先行学習」のすすめ』(高陵社、2015年)に大幅な改稿を加えた改訂増補版。

【目次】
はじめに
凡例

前提 先行学習とは何か
 1 予習から習得そして活用という流れ
 2 先行学習で授業すると意欲的になる

背景 リアルな現実を真正面から受け止めよう
 3 今、どんな時代か—成果の可視化の時代
 4 新しいことを学ぶのは面倒だ—取引コストを越えて
 5 もう気付きと練り上げだけでは立ちゆかない
 6 MBA プログラムが抜けている
 7 小・中学校の現実と先行学習
 8 答えを与える予習から入る「先行学習」を否定できない

第1章 先行学習にふれて
 9 塾より分かる—小学生の感想
 10 人生が変わる—中学生の感想
 11 百聞は一見に如かず—教師の感想その1
 12 教科書がいらんのですか—教師の感想その2
 13 知識と結び付いた感動—教師の感想その3
 14 感想を楽しそうに話す—教師の感想その4
 15 分かりたいんだな—教師の感想その5
 16 スジが通っている—教師の感想その6
 17 引き出しが増えた—教師の感想その7
 18 誰が受けても面白い—教師の感想その8
 19 学問の本質的な楽しさを志向する—教師の感想その9
 未来予想図1 格差固定化脱却を

第2章 先行学習の意義
第1節 9つの理由
 20 知らないという前提が崩れている
 21 発見学習には10の落とし穴がある
 22 無条件過ぎる発見学習への信奉
 23 高学力の子どもだけがついてくる
 24 知らない振りをすることを推奨してしまう
 25 新鮮さを失うという誤解が払拭されていない
 26 拡散させた意見を収束できない
 27 分からないまま終わってしまう
 28 復習は分かる子どもだけができる
第2節 8つの良さ
 29 予習すれば見通せる・安心する
 30 分かりたい気持ちにピッタリ
 31 無理して発見させなくてもよい
 32 教科書を超えた学びまで進む
 33 知識と知識が関係付いて「分かる」が確かになる
 34 知識が深まっていく
 35 「分かる」から問いが持てる
 36 学びの本質「教えは外から工夫は内から」にもピッタリ
 未来予想図2 ブルーオーシャン
第3節 9つの効果
 37 分かる授業が増える
 38 学力が向上する
 39 進歩を自覚できる
 40 早くやりたいと言う
 41 「知っているよ」と言われても平気
 42 低学力の子どもも参加できる
 43 カースト制を壊す—3つの立ち位置
 44 主体的な情意が連続する
 45 配当時間が少なくて済む
 未来予想図3 いつもギリギリ
第4節 4つの生きがい
 6 変える勇気が持てる
 47 ああここに俺の道があったと確信が持てる
 48 信頼される教師になれる
 49 確固たる信念になっていく
 未来予想図4 個性探求の単元構成

第3章 先行学習の方法
 50 展開は1時間扱いと思い込まない
 51 問題解決的学習の前に先行学習を
 52 教える内容がなかったら発見学習で
 53 先行学習は万能ではない
 54 事前に全文視写させる
 55 過程1:教える内容を見つける
 56 過程2:答えを与える予習
 57 過程3:予習内容の確認
 58 過程4:1回目の理解度評定
 59 過程5:教師からの補説
 60 過程6:理解確認
 61 過程7:活用課題
 62 過程8:自己評価—2回目の理解度評定
 63 指導案は終末から作る

第4章 「分かる」を支える39の授業スキル
第1節 9つの授業ルール
 64 姿勢と返事、丁寧語、ため口なし、きれい
 65 机上に置く物と黒板の周りは必要最小限に
 66 話し合える座席配置にする
 67 「同じでーす」と言わせない
 68 復習から入らない
 69 学習準備をしてから休み時間
 70 静かにとは小さな音も聞こえないこと
 71 感心する回数だけ注意できる
 72 配布、準備は子どもにやらせる
第2節 11の指示スキル
 73 指示を見届ける
 74 1指示1項目を原則とする
 75 共書き—板書と同時に書き写す
 76 ノートに大きく書かせる
 77 2B以上の濃さで書かせる
 78 ボールペンを使わせるともっとよい
 79 下敷きと消しゴムは要らない
 80 1行空けで書かせる
 81 音読は句読点で間を取らせよう
 82 箇条書きで書かせる
 83 視線の先をチェックする
 未来予想図5 90点主義
第3節 10の対話促進スキル
 84 「分からない」と気軽に言える
 85 真似・カンニングで乗り越えさせる
 86 間違いも役に立つ
 87 発表時はノートの字を見させる
 88 パソコンはやはり辞書代わりが一番
 89 板書を消してはいけない
 90 思考しやすい速さで板書する
 91 教師はどこに立てばよいのか
 92 感想は1行でいいと言う
 93 机間巡視・指導には6つの仕事がある
第4節 9つの瞬時判断スキル
 94 発表の順番にも帰納と演繹がある
 95 反応のまとめは時系列・類・因果関係で分類する
 96 期待通りの答えは鏡のようにはね返す
 97 「たら」で想定外を想定し柔軟に対応する
 98 発問してシーン その1:近くと対話
 99 発問してシーン その2:起立させる
 100 「あれっ」、「やはり」カードと数直線
 101 5段階の理解度評定
 102 解決活動は3つに分ける
 未来予想図6 感動の卒業式

第5章 教科書を縦横無尽に使えるようになろう
 103 他学年の教科書を読めば知の系統が分かる
 104 他社の教科書を読めば発想が広がる
 105 失敗の授業を分析すると感度が鋭くなる
 106 問題解決的学習も極めて二刀流になろう
 107 理解・分かる・できる
 108 学習指導要領は仮説である
 未来予想図7 『現代文解釈の基礎 新訂版』

第6章 いじめ予見感覚を鋭くする
 109 違いを認める感覚の涵養
 110 「心の窓」で兆候をキャッチする
 111 いつ見るのか
 112 変化を見逃さない感覚を身に付ける
 113 いじめ予防はやはり学級経営が基本
 未来予想図8 本代をただにしよう

展望 やりたいことは何か
第1節 やりたいことを見つける
 114 教科書を超える学びにどんどんチャレンジした
 115 科学物語を読み解かせた
 116 理科なのに作文講座
 117 知の総合—博物館説明活動
 118 科学講座
 119 ささやかなカリキュラム開発
第2節 MBAコースの代わりに
 120 『戦艦大和ノ最期』
 121 『勝海舟と福沢諭吉』
 122 『基礎日本語辞典』
 123 『ファスト&スロー』
 124 『エンジニアの昆虫学』
 125 『失敗の本質』
 126 『空気の研究』
 127 『私教育再生』
 128 『ベネッセ表現読解国語辞典』
 129 『知的複眼思考法』
 130 『言志四録』

おわりに
引用文献・参考文献
索引
著者紹介


   


【著者】鏑木良夫(かぶらぎ・よしお)
NPO活動法人授業高度化支援センター代表、授業インストラクター、板橋区読み解く力開発委員会委員、一般社団法人教育のための科学研究所客員研究員。 1948年生まれ。東京都立北豊島工業高等学校卒業。現NTT電気通信研究所研究勤務、PCM通信研究に従事、その後埼玉県で教員として勤務。小・中学校の校長を経て、退職後は全国の学校(小・中・高・大)で多くの飛び込み授業をして授業を楽しんでいる。NHKのワクワク授業、エデュカチオ、噂の保護者会等に出演。日本教科教育学会会員、日本カリキュラム学会会員、日本ワーキングメモリ学会会員、日本初等理科教育研究会元副理事長、同顧問。元光華女子学園光華小学校校長。著書に、『The情意』(初教出版)、『理科を大好きにするラクラク予備知識の与え方』『教えて考えさせる先行学習で理科を大好きにする』(学事出版)、『教えて考えさせる理科 小学校』(図書文化)、『教えて考えさせる授業 小学校』(共著・図書文化)、『分かる授業の指導案55』『分かる授業の指導案80』(芸術新聞社)、『もっとわかる授業を!』(高陵社)、「考えることが楽しくなる発問」(『「問う力」を育てる理論と実践』ひつじ書房)その他。



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