ひつじ書房 越境者との共存にむけて 村田和代編 ひつじ書房 越境者との共存にむけて 村田和代編
2022年2月刊行

越境者との共存にむけて

村田和代編

定価4200円+税 A5判並製カバー装 288頁

ISBN978-4-8234-1122-9

  

装丁 三好誠

カバー作品 杉戸洋「placing the boat」2017年

Towards a Future with Border-Crossers
Edited by Murata Kazuyo

ひつじ書房


【内容】
日本社会における喫緊の課題である多文化共生をめぐり、ナラティブ分析というミクロアプローチから、言語教育政策や公共政策への提言といったマクロアプローチまで、分野を超えて多層的に考察する。ポストコロナの日本社会において、何を変えるべきなのか、誰が変わるべきなのか、越境者との共存や多様性をあらためて問い直す。
執筆者:岩田一成、大石尚子、岡本能里子、片岡邦好、木村護郎クリストフ、村田和代、山口征孝、吉田悦子、Julian CHAPPLE、Magda BOLZONI、Astha TULADHAR

「はじめに」を公開しています

うまくご覧になれない方はこちら(PDF)


【目次】
はじめに

第1章 ネパール人が選ぶ留学先としての日本—渡日前後の質問紙調査から探る
吉田悦子・Astha TULADHAR

第2章 移動する子どもの「語り」から見る受け入れ側の課題—多文化に拓かれた「選ばれる国ニッポン」を目指して
岡本能里子

第3章 長期在留カナダ人から見た日本社会—高度人材移民とのインタビューからの考察
山口征孝

第4章 マルチチュードとしての多文化共生社会—イタリアに暮らす日本人女性たちのライフストーリーを通じて
大石尚子

第5章 職場談話研究から人材育成への貢献—ニュージーランドにおける実践紹介
村田和代

第6章 教育現場における「やさしい日本語」の可能性—子どもたちにとって難しい科目は何か
岩田一成

第7章 日本社会を開く妨げとしての英語偏重
木村護郎クリストフ

第8章 共生と「スケール」—新型コロナ感染症と「ばい菌」言説
片岡邦好

第9章 日本語概要 境界を越える、別々に暮らす?—日本の都市における多様性と多文化主義
マグダ・ボルゾーニ

Chapter 9 Crossing the Border, Living Apart?: Diversity and Multiculturalism in Japanese Cities
Magda BOLZONI

第10章 日本語概要 多様性とインクルージョンか、多様性の排除か—日本が進むべき方向とは
ジュリアン・チャプル

Chapter 10 Diversity and Inclusion or Excluding Diversity: Which Way Forward for Japan?
Julian CHAPPLE

索引
執筆者紹介



   


【編者紹介】
村田和代(むらた かずよ)
龍谷大学政策学部 教授 “An empirical cross-cultural study of humour in business meetings in New Zealand and Japan”(Journal of Pragmatics 60, 2014)、“Humor and laughter in Japanese business meetings,” Japanese at Work: Politeness, Power, and Personae in Japanese Workplace Discourse(Palgrave Macmillan, 2018)、『シリーズ 話し合い学をつくる』1 〜 3〔編〕(ひつじ書房、2017、2018、2020)


ご注文は、最寄りの書店さんでお願いします。
お店に在庫が無くても、お取り寄せができます。 書店が最寄りにない場合は、オンライン書店でご注文ください。

 

 



お急ぎの場合は、小社あてにご注文いただくこともできます。
郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号をメールか、FAXでお知らせください。
新刊案内へ
ひつじ書房ホームページトップへ