ひつじ書房 早稲田大学日本語学会設立60周年記念論文集 第2冊 言葉のはたらき 早稲田大学日本語学会編 ひつじ書房 早稲田大学日本語学会設立60周年記念論文集 第2冊 言葉のはたらき 早稲田大学日本語学会編
2021年12月刊行

早稲田大学日本語学会設立60周年記念論文集 第2冊

言葉のはたらき

早稲田大学日本語学会編

定価8000円+税 A5判上製 432頁

ISBN978-4-8234-1119-9

装丁 大崎善治

ひつじ書房

Papers in Celebration of the 60th Anniversary of the Waseda University Japanese Linguistics Society Volume 2: Insights into the Workings of the Japanese Language
Edited by Waseda University Japanese Linguistics Society




【内容】

早稲田大学日本語学会設立60周年を記念した論文集の第二冊「言葉のはたらき」には、文法(歴史的研究・現代)、文章・文体・談話、待遇表現、言語教育・言語施策に関する23論文を収載。「文末思考動詞と推量の助動詞」「主題のない文の現れ方」「文章・談話における「段」の展開的構造」「明治期東京語における〈行く・来る〉の謙譲語の使用」等。
執筆者:石黒圭、石出靖雄、岡田祥平、加藤薫、蒲谷宏、苅宿紀子、河内彩香、木村寛子、坂本惠、佐久間まゆみ、澤田淳、髙野敦志、寺田智美、永岡悦子、仁科明、松木正恵、三原裕子、宮崎里司、森野崇、森山卓郎、山口佳也、山田里奈、渡辺由貴

【目次】

第2冊 論文解説

奈良時代の係助詞「なも」に関する考察  森野崇

希望表現における意味と形式 万葉集を例に  仁科明

文末思考動詞と推量の助動詞 「と思う」と「べし」の類似性を中心に  渡辺由貴

「わけだ」の文の用法  山口佳也

「だから」及び「~わけだ」、「~のだ」の情意表出的用法 その成立の背景を日本語の構文的特徴に探る  加藤薫

連体修飾節の構造と意味 両者のずれから見た節のタイプの連続性  松木正恵

副詞としてのジジツの意味・用法 〈事実〉として示される事柄の分類を中心に  苅宿紀子

主題のない文の現れ方 近代短編小説の場合  石出靖雄

後期咄本の構造の変化・内容の変化  三原裕子

鮎川哲也『ペトロフ事件』の初期バージョンに見られる、旧満洲地域における「日中ピジン」  岡田祥平

芥川龍之介の小説における冒頭の表現  髙野敦志

別役実のウソと笑い 『けものづくし』『鳥づくし』『魚づくし』『別役実の人体カタログ』を例に  木村寛子

文章・談話における「段」の展開的構造  佐久間まゆみ

雑談における日本語母語話者と日本語学習者の「んだけど/んですけど」の使用状況 用法、前接要素、話題展開に着目して  河内彩香

エントリーシートの推敲支援を通じた文章指導の実践  寺田智美

明治期東京語における〈行く・来る〉の謙譲語の使用  山田里奈

下位待遇表現の体系 いわゆるマイナス待遇・卑語・軽卑・卑罵などの表現をめぐって  森山卓郎

相対敬語とは何か 相対敬語の類型化に基づく敬語運用の考察  澤田淳

待遇コミュニケーションにおける「行動展開表現」の位置づけ  蒲谷宏

あらたまりと丁重文  坂本惠

外国人留学生が求める資質・能力に関する一考察  永岡悦子

ニューノーマル(新常態)下における社会実装型日本語教育の提案 アウトリーチタイプの日本語ユーザーへの支援から  宮崎里司

「国語施策」をめぐる一考察  石黒圭

あとがき


【編者紹介】

編者 早稲田大学日本語学会
第2冊「言葉のはたらき」編集委員 石黒圭
蒲谷宏
小林ミナ
水藤新子
高松正毅
仁科明
松木正恵
森野崇
森山卓郎


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