言語学出版社フォーラムの担当になった直後に児童用の英語教材開発に携わるようになりましたから、も う3年もたったのですね。単語レベルの簡単な英語をイラスト、歌、踊りという味付けでエンジョイす る、というのが児童英語の世界。それはそれでおもしろいので、ハマってやっていますが、フェア用の言 語学関係図書リストの作成やフォーラムの人たちとの交流は、ついつい忘れがちな教養・文化の香りが嗅 げるひとときで、この絶妙のバランスの上になりたった過去3年間は、出版社に入ってよかったとつくづ く思いました。こんな幸せは長くは続かないんだろうな、なんて思いつつ、相変わらず楽しく仕事をして いる毎日です。
ところで小社に限らず出版界全体の課題なのでしょうけれど、書籍が印刷媒体から多様な形態になり、商 品企画へも反映していかなければ立ち居かなくなってきたり、流通の変化にともなう多様な販売促進を考 えていかなければならないなど、状況の変化への対応が迫られています。それぞれの出版社が対応すると 同時に、フォーラムのようなグループで対応していくことが鍵を握っているのだと思います。頑張りま しょう。

三省堂   富岡 次男




                 





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