「情報ネットワーク時代における中国語・日本語・韓国語の
現代化に関する国際シンポジウム」のお知らせ
本件についての問い合わせは、以下の6に記載されている担当者まで
お願いいたします。
1.目的と意義
漢字は、中華民族の言語を書き表す文字として非常に長い歴史を持っています。ま
た、近隣の民族・国家にも大きな影響を与え、その結果、東アジアに漢字を共通の記
録手段とする「漢字文化圏」が誕生しました。
現在、漢字は6つある国連公用文字の一つに数えられ、中国はもとより、日本、韓
国、シンガポールなどの国々で使用されています。これらの国々では、「人間対人
間」、「人間対コンピュータ」という2つのインターフェイスにおいて漢字に起因す
る共通の課題に直面しています。とくに、コミュニケーション、教育、情報処理と
いった分野でその解決が強く求められています。
インターネットと情報化経済という時代の要請に対応するため、東アジア諸言語
の情報処理に関する基礎研究を「電子化、標準化、工学化、国際化」の方向へいっそ
う発展させ、言語の現代化の理論をより高度化し、実用化を目指す必要があります。
この目的で、2000年10月下旬に中国山東大学で「情報ネットワーク時代の中国
語・日本語・韓国語の現代化に関する国際シンポジウム」を開催いたします。つきま
しては、関心をお持ちの内外の研究者の方々にぜひご参加くださいますようご案内申
します。
2.テーマの範囲
次のテーマについて、掘り下げた議論を展開していく予定です。なお、シンポジ
ウム終了後、論文集が出版されることになっています。
1.漢字の伝播と歴史的発展
2.情報ネットワーク時代と東アジア言語の現代化
3.中国語現代化の理論と実践研究
4.漢字の規範化と標準化の研究
5.情報処理用漢字データベースと字形技術研究
6.中国語と東アジア言語の「漢字詞」に関する比較研究
7.コンピュータ用補助漢字、漢字教育研究
8.漢字改革の理論と実践に関する比較研究
9.その他、本シンポジウムに関係するテーマ
3.使用言語
中国語、英語、日本語、韓国語
4.主催:山東大学中国語情報研究所
協力:山東省言語学会
中国語現代化学会
中国語情報学会監事編成番号専門委員会
中国コンピュータ学会漢字情報技術専門委員会
準備委員会主任委員:盛玉麒教授(山東大学中国語情報研究所所長、山東省言
語学会理事長)
5.発表申込締切日
4月30日:要旨(300字〜500字)
7月30日:論文(5000字〜6000字)
6.一般参加申し込み方法
氏名、性別、所属、役職、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレスを下
記の連絡先までお知らせください。
連絡先:中国 250100 済南市山大南路27号山東大学中文信息研究所
担当者:張樹錚、許惟江
電子メール:
ywxdh@sdu.edu.cn または
yqs@sdu.edu.cn
電話:昼間 0086-531-8564736
夜間 0086-531-8568450 または 8568577