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11月

2016.11.16(水)

忘年会シーズンに突入か



立冬も過ぎ暦の上ではもう冬ですね。
社内では忘年会の会場をどうするか話しがでています。はやいところは既に会場をおさえているのでしょうね。なかなか予約をとるのが難しいかもしれません。

さて、弊社の新刊・近刊目録『未発ジュニア 2016秋』をご覧になってご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、真田信治先生監修で『関西弁事典』の企画を進めております。来年の春から秋の刊行予定です。たいへんありがたいことに約60名の先生にご執筆いただき、高校生から研究者まで読んでいただける「関西弁」のさまざまを知ることができる事典です。 事典の編集委員の先生はほぼ関西在住の方ですので、編集会議はもっぱら大阪開催です。毎回関西弁で行われる会議を聞くのが楽しいですし、語彙のアクセント確認で先生方が発音されるのを聞いていると勉強になります。それを録音してデータで記録しておいた方がよいかもしれないと思ったりもします。

年内最後の編集会議も予定しており、忘年会(わたくしがかってに忘年会だと思っています)の予定もあります。最初は編集会議で話題になった織田作之助の『夫婦善哉』から、法善寺横町のお店にしようかとも思いました。が、いまは「てっちり」が美味しいそうで、てっちりにしました。楽しみでございます。

忘年会の話しばかりして、事典の編集の方は進んでいるのか?と、社員に攻められそうですが、スローペースであった本企画は(ここ最近)刊行に向けて着実に進んでいると思います。刊行を楽しみにお待ちいただければ幸いです。

忘年会の話しからはじまり忘年会の話しで終わってしまいました。






2016.11.2(水)

新刊、続々



ひつじ書房は新刊ラッシュです。
10月末に計4冊の新刊ができてきまして、その内の1冊工藤浩先生の『副詞と文』はわたくし鈴木が編集を担当しました。
工藤先生の著作が1冊の本というかたちにまとまったのは、今回がはじめてのことになります。そうした記念すべき書籍の編集担当として携わらせていただいくことはたいへんにプレッシャーを感じることでもありましたが、無事に刊行までこぎ着けることができたことを、まずはうれしく思います。

『副詞と文』は内容の面ではもちろん必見ですが、装丁面にも目を向けていただきたい一冊です。といいますのも、今回の本の装丁はわたしが担当しています。そのため、印刷段階に入って本が出来上がってくるまでの期間は、いっそう緊張を伴うものでもありました。
完成した装丁は文字要素を前面に押しだすものになりましたが、装丁を考えはじめた時には異なる方向性で考えていました。はじめは、収録されたそれぞれの論文が独立した色を保ったまま、完全には混ざりあわずにひとつの模様を成しているというイメージで、マーブル模様を使いたいと思っていました。
ですが自分でもどこかしっくりきませんでしたし、社内の意見を聞いてもいまひとつだったため、考え直した結果、マーブル模様もその他の画像も使わないことにしました。
出来上がった装丁について、実際に学会で手に取っていただいた際にも「斬新なデザイン」だという声をちらっと耳に挟むこともあり、シンプルだけれども読者の目を引くことができるという点で、今のかたちにして正解だったと思います。

ウェブ上で書影を見ただけだと簡素すぎるように見えるかもしれませんが、今回、カバーにすこし変わった紙を使用しているため、実際の本を見た時のほうがずいぶんインパクトがあるのではないかと思います。
これからの秋の学会でも販売していきますので、ぜひ、お手に取ってご覧ください。






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