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4月

2016.4.26(火)

バナースタンドをかついでいざ!


ゴールデンウィーク前半は北海道大学で行われる日本発達心理学会大会に参加します。

いま鋭意製作中英文の研究書『Frontiers in Developmental Psychology Research: Japanese Perspectives』の宣伝にまいります。本がこの大会までに出来ていればよかったのですが、さまざまな事情から断念し、7月に横浜で開催される国際心理学会でお披露目となる予定です。

今回初の発達心理学会出展ということで、アウェーな場でいかに参加者に興味をもってもらい、弊社ブースにお立ち寄りいただけるかを考え、目立つためにバナースタンドを用意することとしました。バナースタンドは、布でできた看板のようなもので、スタンドが付いていて立てることができます。組み立て式となりますので、ばらして持ち運びも可能です。

今回注文したバナースタンドの大きさは1メートル×2メートル。大きめです。
バナースタンドのデザインは、本書のブックデザインをお願いしているデザイナーさんにお願いしました。

こちらです。



このデザインをみたときわたしは戦国時代の軍旗のような印象をもちました。
書影にも使用されている緑や黒の模様は菱松紋をアレンジしたものですが、それが渋い印象をあたえているかもしれません。心細い学会となりそうなので、このデザインは心強くおもいます。

まだわたしは実際にバナースタンドを組み立てたところを見ていませんのでどんな感じか楽しみです。
会場で存在感を出せることを祈ります。







2016.4.15(金)

学ぶことがいっぱい


はじめまして、新入社員の相川です。
今回初めてスタッフ日誌を書かせていただきます。

4月もなかばとなり、だんだんと暖かくなってきました。わたしは今週、セミナーや研修が盛りだくさんです。
先日は2日間、トーハンが主催する、出版社で働く新人向けのセミナーに行ってきました。1日目はビジネスマナーセミナーを、2日目は出版流通の基礎知識セミナーを受講しました。

ビジネスマナーセミナーでは、身だしなみや挨拶といった社会人としてのマナーや、言葉づかいや電話応対について学びました。
人が与える印象は外見や話し方でほとんど決まり、言葉の内容はほんのわずかしか影響しないと聞いたことがあります。今回のセミナーでも、外見や話し方の条件をクリアしなければ話を聞いてもらえるチャンスすらない、ということが強調されており、はっとさせられました。
人が他人の好感度を判断するときに、言葉の内容よりも外見や話し方を重視するという傾向を、マレービアンの法則と言うそうです。けれどもこのことは、決して、人は見た目が第一であるから言葉をないがしろにしてよいということではありません。
ただし、言葉を大切にし、言葉をきちんと伝えたいと思うのならば、もちろん言葉以外の部分にも気をつける必要があります。身だしなみをきちんとすることはもちろん、机に向かって仕事をしているとついつい硬い表情になりがちですが、来客時や電話で話すとき、先輩社員に仕事を教わるときなどは、にこやかに、ハキハキ話す、そんな新入社員でありたいと思います。

出版流通の基礎知識セミナーでは、出版業界の特徴や現状を、講師の方に書籍刊行数や返品率の推移などのデータを見せていただきながら学び、さらに商品である書籍の特徴として、各書籍にひとつずつ付けられているISBNコードのしくみなども教わりました。
さらに、書店員がどのようなことを考えて本を売るのか、といった販売する側の目線からのレクチャーもありました。書店は読者と本が出会う貴重な場であるということを再認識するとともに、わたし自身は本を「売る」という意識をもっと強く持つべきであると反省しました。

働く中でのマナーや仕事については、まだまだ社長や先輩方に教わりながら覚えなければならないことがたくさんありますが、自分の出来ることから積極的に実践していきたいと思います。
今週はトーハンの物流センターの見学や、1日校正教室などもあります。今だからこそ学べるこの機会を逃さずに、気を引き締めて行ってきます。






2016.4.6(水)

日本語表現のテキスト、新刊!


桜の季節になりました。この時期になると毎年、お花見のスケジュールと桜の咲き具合の兼ね合いが心配になります。
ひつじ書房は新刊ラッシュが一段落したところです。2月〜4月上旬までに12冊を刊行しました。その中から私が担当した1冊をご紹介します。


『グループワークで日本語表現力アップ』(野田春美・岡村裕美・米田真理子・辻野あらと・藤本真理子・稲葉小由紀著)、大学1年生向けの文章表現のテキストです。
日本語表現のテキストは、ひつじ書房でもいままでにいくつか刊行しています。本書は『ピアで学ぶ大学生の日本語表現』や『日本語を書くトレーニング』、それからほかのテキストなども参考にしています。特に『書くトレーニング』の、正解よりも考えることを重視する姿勢などはかなり取り入れていますと著者の方々もおっしゃっていました。これらのテキストをご存じの方は、違いが気になるところかと思います。

本書の特徴は、前半を情報発信力・コミュニケーション力・アピール力という3つのステージにわけて文章の基礎を取り扱い、後半をアカデミック・ライティング(レポート作成)に振り分けていることがまずあげられます。『ピアで〜』はレポート作成に徹したテキストですし、『書くトレーニング』は日常的なことばを重視しています。『書くトレーニング』ではレポートも扱ってはいますが、本書では『書くトレーニング』で触れなかったレポートの形式についてや引用、参考文献のあげ方、図表の使い方なども取り入れ、アカデミック・ライティングの比重が高くなっています。

また、各課ごとの構成の面で言えば、『書くトレーニング』は基本的に課題のみの構成ですが、本書では適宜解説を挟みました。また、「この課の目標」「振り返り」という項目を設け、「いま自分が何を学んでいるのか」という見通しが学習者にわかりやすいつくりになっています。

レベルの面で言えば、『ピアで〜』よりもかなり基本的な文章表現の知識から始まっており、話し言葉的な表現、敬語や手紙、メールの基礎知識なども扱っています。また各所で、社会人として必要な文章能力はなにか、という将来的な視点を取り入れているところも特徴です。

総合的に言って、いままでのテキストよりも幅広く総合的に文章表現に取り組むテキストだと思います。1年間という短い期間で文章の基礎からレポートの基本も教えなくてはいけなくてお悩みの先生方に、ぜひご覧いただきたいテキストです。
採用見本献本も受け付けていますので、興味のある方はぜひお申し込みください。






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