ひつじスタッフ日誌2015年10月

●●●10月

2015.10.27（火）

育児休業から復帰しました

2014年9月よりお休みをいただいておりましたが、今月より仕事に復帰させていただきました。長いお休みをいただき、様々な方々にご迷惑をお掛けしました。あらためて御礼を申し上げます。

さて、ひさびさに職場復帰したその日は小社の新刊・近刊案内『未発ジュニア版』の発送作業の日、2日目。発送作業がいちばんの佳境を迎えているところでした。
ゆったりとちいさな子どもと過ごした日々とはかけ離れた、スピード効率の求められる単純作業がなんだか楽しく感じられました。

それから数日経ちましたが、まだまだ勘が戻らず、社内をうろうろしていることもありますが、助けていただきながら頑張って参りたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

2015.10.15（木）

今月刊行予定の新刊から

今月末に刊行する私が担当した書籍を1冊紹介します。近藤泰弘・田中牧郎・小木曽智信編『コーパスと日本語史研究』です。ひつじ研究叢書（言語編）の第127巻となります。

国立国語研究所の『日本語歴史コーパス　平安時代編』の開発に関わった編者を中心とした日本語の歴史の研究にどのようにコーパスを用いるかをテーマとした本です。

『日本語歴史コーパス　平安時代編』の概要から、『日本語歴史コーパス』を用いて具体的な研究の方法も示した論文7本、これまでのコーパスを用いた日本語研究について、論文・書籍をリストアップした「コーパス日本語史研究目録」、『日本語歴史コーパス』の形態論情報を活用しようとする読者のため言語単位の認定基準を中心に概要を紹介した章もあります。
その他に、本書の特徴的な点としてオックスフォード大学の古典語コーパス（The Oxford Corpus of Old Japanese）についてその開発者が解説した章もあり、充実した1冊となっています。

読み応えのある論文だけではなく資料も充実したものになっていますので、読者によっていろいろな使い方ができると思います。
今月末に出来まして日本語学会で初お披露目となる予定です。日本語学会は山口での開催とのことで、観光も楽しみのひとつであるかと思いますが、ぜひ弊社のブースにお立ち寄り下さりご覧いただけますと幸いでございます。