『東京ノート』
三連休の最終日、平田オリザさん作・演出『東京ノート』を観劇してまいりました。
今回の公演は、リニューアルオープンした東京都美術館のロビーが舞台です。
わたしが、いままで観劇したことのある劇は、だれか、一人がセリフを話すと、その人に大注目してしまうような劇が多かったのですが、『東京ノート』は、複数のグループ(カップルや家族)によるコミュニケーションから成り立つので、同じ時に、複数の会話が発生するというものでした。
(聖徳太子でないと、すべての会話を聴き取ることができない場面があったと思います)
このような劇ははじめてでしたので、たいへんおもしろく、拝見させていただきました。
ストーリーというよりは、視線、会話の中の間(ま)、気遣い、少しいらっとしているような雰囲気などがうまく表現されていて、それがほんとうにおもしろかったです。
観劇後、電車にのり帰宅する途中、電車内でみかける人々の姿や聞こえる会話が、まだ、『東京ノート』を観劇しているような、そんな、不思議な感覚におちいりました。
話は変わりますが、ホームページのトップページなどでお知らせしております、『再構築した日本語文法』(著、小島剛一氏)刊行の記念講演会の開催場所である、アジア学生文化会館に下見に行ってまいりました。
私も講演会、たいへん楽しみにしております。 みなさま、どうぞ、お越しくださいませ。
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