バージョン1.6を公開しました
パソコンソフトなどはよく、ソフト名の後に数字がついています。
基本的には数字が大きいほど、新しいバージョンということになります。CS4がCS5になるというような変化はともかく、小数点以下3桁レベルで数字がついていると、「なんでそんなに細かいのかなあ」と思います。なにをどれくらいバージョンアップしたら数字をどれだけ変えるのかは制作会社次第らしく、明確な基準はないのでしょう。
さて、なにが「バージョン1.6」かといいますと、弊社HPで公開している執筆要項です。執筆要項(和文横組み用)1.6を公開しました。今回の変更した点は、細かな誤字などの修正などのみです。ちなみに先日まで公開していたのは1.506でした。誤字の修正で小数点第1位が変わるのは適切なのかどうか、よくわかりませんが…。
少し前に某音楽ソフトをアップデートしたらいきなりアイコンが変わって驚いたことがありました。私は前のほうが好きだったのに…と少々落ち込んだ覚えがあります。その後もアプリをアップデートしたら仕様が変わってとまどうということがしばしば。そのような訳で私自身は「アップデート」に少々警戒心を覚えているのですが、今回の執筆要項については、大きな変更は加えておりませんので、ご安心ください。(そもそも出版社が出している文書に修正するべき誤字があることがお恥ずかしいことではありますが…。)
弊社の執筆要項は、学術書のルールにのっとっています。また、いくつかの書き方の選択肢を提示している場所もあります。もちろん、言語学や文学、心理学など、分野によってさまざまな違いがあるかと思いますので、なにが一概に正しいとは言えませんが、一度お読みいただけると、どのような点に気をつければいいかということがお分かりいただけるかと思います。特に論文を書き慣れていない学生さんなどには、ご一読をおすすめします。
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