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9月

2011.9.15(木)

週末の学会に参加します

道を歩いていると、よく蝉の死骸を見る季節になりました。
蝉は、死んでいると思って近くを通ると、いきなり暴れだして驚かされることがあります。この死にかけの蝉のことを「蝉爆弾」と呼んでいるのをよく聞きますが、私はこの言い方を某人気漫画で知りました。心なしか、その漫画が発売されて以降に、この呼び方をよく聞くようになった気がします。
有名な漫画ですので、「蝉爆弾」という呼び方の普及に、この漫画が一役買ったのではないかと、私はにらんでいます。

さて、そんな「蝉爆弾」の秋、学会シーズンとなりました。
今週末、ひつじ書房はメディアとことば研究会、社会言語科学会、日本認知言語学会に参加いたします。
特に社会言語科学会は、春の学会が震災の影響で中止になりましたので、今回初めてのお目見えとなる書籍も多くございます。
学会に参加されるご予定のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!



2011.9.9(金)

ひつじ書房20周年シンポジウム、書籍化!

昨年行いましたひつじ書房20周年記念シンポジウムの3本の内、前半に行いました2本の書籍化編集作業がいよいよ大詰めを向かえております。各巻のテーマに沿って、学問分野に関わらず非常に広い視野から、現代の情報化社会を生きる人びとにとって重要な問題を取り扱っています。個別化していく現代社会の新しい言論の形とも言えるでしょう。

今月末にはお目見えの予定ですのでいましばらくお待ち下さい!(もう1本のシンポジウム、「連用・連体を考える」も着々と書籍化に向けて進行中です。お楽しみに!)

『21世紀における語ることの倫理 〈管理人〉のいない場所で』
助川幸逸郎・堀啓子 編

『可能性としてのリテラシー教育 21世紀の〈国語〉の授業にむけて』
助川幸逸郎・相沢毅彦 編

また、『可能性としてのリテラシー教育 21世紀の〈国語〉の授業にむけて』は、シンポジウム当日のフロアからの活発な問題提起を受けて、その続編となるシンポジウムを助川先生が企画して下さいました。文系だけでなく、理系の先生もお招きしてこれからの時代の国語教育に必要なことは何か、あるべき姿とは、徹底的に語り尽くします! 参加自由、参加料無料ですので、どうぞみなさま奮ってご参加下さい。

○『可能性としてのリテラシー教育』をめぐって

この9月、昨年行われた「ひつじ書房20周年記念シンポジウム」を母体に、『可能性としてのリテラシー教育』が刊行されます。この書物に掲載された諸論考を叩き台として、21世紀の国語教育のあるべき姿をさぐります。

日時 2011年10月2日(日) 午後1時開始(終了予定、午後5時)
会場 立教大学池袋キャンパス4342教室

パネリスト  川嶋一枝(静岡県立静岡南高等学校)
 「『可能性としてのリテラシー教育』と国語教育の現在」(仮題)
 助川幸逸郎(横浜市立大学他非常勤講師)
 「東日本大震災は、文学教育の意味をどう変えたのか」
 竹谷篤(独立行政法人理化学研究所)
 「理系研究者から見た国語教育・再説」(仮題)
 ほか

司会 相沢毅彦(早稲田大学高等学院教諭)

※もう一名、パネリストをお招きする予定でおります。
※発表題目は仮題です。

(申込み不要 参加費無料)





2011.9.2(金)

新刊とアマゾン問題

すっかりひさしぶりのスタッフ日誌更新となってしまいました。8月は担当の書籍の刊行が続き、かつ、お盆休みの後、すぐに出張というスケジュールだったため、主観的にはあっというまに過ぎてしまいました。担当した書籍が刊行されたときこそ特に、新刊についての話などを更新したいと思っているのですが、刊行が近ければそれだけ忙しくなるわけで、ジレンマに陥ります(…というのは言い訳ですね。申し訳ありません)。

さて、8月後半に新刊2冊を刊行いたしました。
1冊は『成長する英語教師をめざして』。英語教育に携わる先生方の、その苦労や喜び、実体験を語る1冊です。現場の方ならではの声が満載です。執筆者は総勢24名!表紙の重なりあっている円も、数えると24個あります。24名の先生がたの中では、重なる意見もあれば、そうでないこともあるという、現場の多様さを表しています。
もう1冊は『ファンダメンタル英語学 改訂版』。1995年に初版として出版した名著に、大きく増補・改訂を加えました。章末にはその章の要点をまとめるコーナーをつくり、初版が刊行された後に発表された知見なども加えています。採用見本も受付けておりますので、ぜひご覧下さい。

さて新刊が刊行されると、気になるのは書店にいつ並ぶのかということです。最近ではアマゾンなどのネット書店を利用される方も多いようです。
ところが、9月2日現在、上記の2冊はアマゾンでは「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です」の表示、あるいは中古品の在庫が表示されるようになっています。刊行後、しばしば見ているのですが、なかなか「在庫あり」表示になりません。取次(本の問屋さんです。出版社が取次に納品し、取次が書店に卸します)にはすでに搬入していますので、取次からアマゾンへ入るのに時間がかかるのか、アマゾン内の処理に時間がかかるのか……。どこに原因があるのかわかりませんが、困ったことです。
ちなみに、アマゾン以外のネットの書店では、きちんと在庫ありになっているところもあります。お急ぎのかた、他の書店さんも探してみてください。(アマゾンにけんかを売っているわけではありませぬ。いつもお世話になっています。)
もちろん、ネットでない書店さんでも取り扱っていますし、ご注文していただくこともできます! よろしくお願いします!

(追記)9月7日現在、『成長する英語教師をめざして』は「通常2~4週間以内に発送します」の表示、『ファンダメンタル英語学 改訂版』は「在庫あり」の表示です。『成長する英語教師〜』がなかなか「在庫あり」にならないのは、アマゾンの予想以上に注文をいただいていて、在庫が少なくなってしまっているということのようです。みなさま、ありがとうございます!



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