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5月

2010.5.28(金)

めいしのはなし

学会のシーズンになりました。学会では、様々な人に名刺をお渡しする機会があります。
ひつじ書房の名刺は少し変わっていて、二つ折りの両面印刷で、名前だけでなくひつじ書房の出版物についての情報も書かれた、盛りだくさんの名刺です。二つ折りの名刺は珍しいので、しばしば話題にあがります。ご記憶くださっている方も多いかもしれません。白地に青い帯が印象的です。
しかしながら私の名刺は今のところ、普通の、二つ折りではない、白い見習い名刺です。今後の働きを見て、名刺の「格上げ」を考えてくださるとのこと。
「黒帯」ならぬ「青帯」をいただけるよう、精進したいと思います。



2010.5.20(木)

HP更新してます

最近、私、海老澤がHP更新の作業を担当しております。
トップページのニュースや、書籍の刊行情報など、逐次更新しております。
とはいえ、慣れない作業ゆえ、思わぬところで躓いたりしております。
例えば、先日あったのは、htmとhtmlの違いに気がつかずにファイルを作ってしまった、ということがありました。
一般的に、元々htmlという拡張子なのですが、古いWindowsでは拡張子が3文字までという制約があったために、htmという拡張子が使われるようです。現在では両方の拡張子が混在している状態とのことです。
とはいえ、システムはlひとつでも見逃してはくれません。間違えますと、リンク切れなどを起こします。

HPをご覧のみなさまにきちんと情報をお伝えできるよう、がんばります。



2010.5.14(金)

日本全国の番号

ゴールデンウィークもおわり、もう夏かと思っていたら、最近また気候が少し戻って、朝晩は寒い日もあります。季節の変わり目には体調を崩しやすいといいますが、季節の変わり目が長くなっているような気がします。今が、どの季節なのか、明確にいえる時期というのは、1年のうち、実は少ないのでないかとも思ったりします。

そして、ゴールデンウィークが過ぎたひつじ書房では、毎年(年2回)の「未発」発送作業があります。目録や注文書を袋につめ、全国にお送りします。アルバイトさん、パートさん、社員総出での作業です。袋詰めの作業は、単純な作業ですが、楽しい一面もあります。住所の書かれた紙を封入する作業では、全国の住所を知ることができます。特に郵便番号順に封入をするので、郵便番号の順番がとても興味深いです。

住所を郵便番号でソートしているので、最初は00番台の北海道から封入し始めるのですが、その次は01秋田、02岩手、と南下して、10番台の東京に入ります。それからは首都圏をまわり、また西へ下りていきます。九州80、沖縄90となったら、次は、なぜか91が福井です。それから北陸を回って、また東北にもどり、宮城98、山形99です。まるで日本を一周しているみたいです。なお、本来は00が最初ではなく10が始まりの意味らしく、東京都千代田区が10です。つまり、10から始まって99を経て00(=100)で終わるように振り分けてあります。おもしろいですね。

今回の未発はピンク色です。楽しみに待っていてください。



2010.5.14(金)

『私学的、あまりに私学的な』1

雑誌などではよく、2段組や3段組、時にはそれ以上の段組みで本文が組まれていることがあります。これはどういうことかというと、1行の文字数が少なくなるということになります。対談や単純に情報を掲載しているような内容に向いていると思われますが、複雑な論考などでは、段組で組まれているとどうもうまく頭に入ってこない。

どうも次の行に移るごとに頭の中では僅かな思考のブランクが出来てしまうようで、ある程度1行内に文字がないと、うまく思考をしながら文章を読むということが出来ないような気がするのです(逆に1行の文字数が多いと、次の行を見失ってしまうということもあります)。

そういうことにはっきりと気付いたのは、ただ今刊行予定の書籍『私学的、あまりに私学的な - 陽気で利発な若者へおくる小説・批評・思想ガイド』(渡部直己著)の編集をしていてです。様々な雑誌等に掲載していた文章をまとめている最中、雑誌に掲載されていた時に読んだ際には特に気にせず読んでいた文章の細部が、今回書籍化にあたり本文を組み直したときに生き生きと立ち現れてくるようで、こんなに深い議論であったのかと驚くことがたくさんありました。もちろん編集作業をしているので目に力を入れて読んでいるということもあると思いますが、本の形に組んだときのその読みやすさは一目瞭然でした。

好みの問題がありますし別に段組みがいけないということではなくて、気合いを入れて読みやすく楽しい本を追究して作っていますので、今回はその効果が出ているのかなと思っています。

本書につきましては、もうすぐ紹介ページを作りますので、またこちらでも続きを書きます。6月刊行予定です。ご期待下さい。



2010.5.14(金)

未発、発送しました

トップページにもありますが、今週はひつじ書房では、スタッフ総出で書籍目録誌『未発』の発送作業を行いました。
今回の22号の色は、鮮やかなピンク色です。
私が初めて見たのは紫色の21号だったのでその印象が強かったのですが、そのイメージが一新されます。ちなみに、今年出版している本のスリップの色も、桜色です。
『未発』は新しく出版された本の情報が足されていきますので、年々、厚くなっているとのことです。
並べてみたら面白いかもしれませんね。



2010.5.11(火)

「ちょふ」さんにインタビューしました

みなさんは、ゴールデンウィーク、いかがおすごしでしたでしょうか。 私は、連休後半は関西に帰省し、ゆっくりと過ごすことができました。

関西に帰省した際、大阪にて、現在編集中の『「大学生」になるための日本語2』に収録するインタビューをおこないました。
インタビューさせていただいたのは、第16課の新聞記事に登場する「ちょふ」さん。

「ちょふ」さんは、HIVに感染されていること、また同性愛者であることを公表されながら、HIVへの理解をうったえるなど、様々な活動をされています。「ちょふ」さんはHIVに感染したらすべておわりだ、というのではなく、感染したのち、どう前向きに生きるか、ということがたいせつ、とおっしゃいます。このテキストを通して、HIVのこと、同性愛のこと、恋愛のこと、さまざまなことを語り合うきっかけになればと思っています。さまざまな価値観をもったひとがいますし、国によって、環境によって皆それぞれの考えがあることと思います。答えはでないかもしれないしれません。しかし、とても重要なこと、本テキストで勉強する留学生だけでなく、皆が、話し合わなければならないトピックです。

「ちょふ」さんには、インタビューをこころよくおひきうけいただき、大変感謝しています。この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。



2010.5.6(木)

初夏とイメージ
刊行ラッシュもようやく落ち着き、
忙しかった私にも春がやってきたと思ったら
もう初夏でした。

「冷やし中華始めました」という張り紙を、
数日前、どこかの駅で見たような気がします。
気が早いとは思いますが、暑いから仕方がありません。
電車も朝のラッシュは蒸し暑く、
10分以上乗っているとつらい時期に入りました。

季節ごとに仕事の内容が少し変わるのですが、
この時期から夏にかけては、学会に出展することが多くなります。
本を作り続けるかたわら、読者の方の反応を直に見るのは
次の本作りに対して、とても意欲的になれる瞬間でもあります。

日々、新しい企画が生まれ、原稿をいただいて編集を始めるのですが
どんな風にすれば、たくさんの方に興味を持って頂けるのか、
構成やら、タイトルやら、カバーのイメージやらに頭を悩ませます。
読者となる方が集まる場所へ行って、色々なことを吸収すると
きっと皆さまの求めるようなアイデアが生まれる! と信じて
学会の準備をすすめる、今日この頃です。



2010.5.6(木)

たけかんむり落ちた

先日、新聞を読んでいて誤字を謝罪する記事を見かけました。
それは「第」という文字を「弟」という文字と間違えてしまった、というものでした。たしかに外見上はよく似ています。
しかし、この間違いは非常に人間的だなあと思います。というのも、キーボードで打ち込んだ文章には起こりづらい間違いだろうと思うのです(100%ではありません)。

「第」と「弟」を間違えるのは、例えば手書きの原稿をテキスト化したとき、あるいは校正したときに手書きで赤文字を書き込み、それを打ち込んだときなどが考えられます。どちらにしても、「ペンで文字を書く」という人間の手に近しい行為が介在しています。そういう意味で、とても人間くさい間違いだと思います。(ちなみに私の感覚では、キーボードで文字を打ち込むよりも、ペンで書くほうが「手を使う」という身体性の感覚が強いのです。よく考えると、どちらも手を使った行為ではありますが。)

なんにせよ、日頃より、きれいな字を心がけたいと思う記事でした。



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