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1月

2010.1.29(金)

文字

最近改めて知ったことですが、すごくおもしろい形の文字がたくさんあるのですね。

漢字やアルファベットのような、考えを伝えるものだけではなく、発音そのものを表記する音声記号というものがあり、とても面白い形をしたものがたくさんあります。 よく知られているのは、英語の教科書などで、英単語の隣に[síːm]のような形でかかれているものです。 音声記号には変わった形のものが多くあり、[ɐ]や[ʉ]など、どんな発音になるのか全く想像がつきません。

今、日誌を書いているフォントや環境では、表示されないようなものもあります。 上にあげた記号も、web上でちゃんと表示されるのかハラハラしています。
(記号が出なかったら、とてもスベった日誌となることでしょう)

音を記録できる文字があるということに改めて気づき、文字ってすごく便利だなあととても感心しています。



2010.1.28(木)

日本語文法教育研究会

先週、日本語文法教育研究会に参加しました。
文法というシステムを学校教育の中でどう扱うかという、非常に現実的な問題に対して議論をする皆さんの姿が印象的でした。ものごとを教えるということの難しさが身に染みました。
やはり様々なお話を聞くのは勉強になると実感します。

海老澤



2010.1.20(水)

無駄話

先日ひつじ書房がお世話になっている先生とお食事をさせて頂きました。その時の話題に、授業中の無駄話についてがありました。

 学生時代に受けた授業で印象に残っているのは、実は授業の中身よりも先生の雑談であったりします。
 私がよく覚えているのは、小学生の時に聞いた、先生が子どもの頃にお父さんに叱られたという話です。ある時先生が歩いていて新聞を踏んだ。そうしたら横にいたお父さんに烈火のごとく怒った、というものでした。

 お前が今踏んだ新聞に書いてある文字は、先人たちが大変な苦労をして伝え、つくりあげたものだ。足蹴にしていいものではない。たとえば中国から伝わった漢字は、書かれた文字だけが目の前にあっても日本人には意味がわからない。それを理解するために昔の人は身振り手振りを使って意志を伝え、ひとつひとつの文字の意味を考え、自分たちも使えるように苦労してきた。だから、ことばは大切にしなければいけない。

 この話を聞いて、自分が普段何気なく使っている文字にも長い歴史があるということを初めて意識しました。その時の漢字の授業はすっかり忘れてしまいましたが、この雑談だけはよく覚えています。

海老澤



2010.1.19(火)

新年あけましておめでとうございます

ご挨拶がおそくなりました。1月ももう半分を過ぎました。早いです。 お正月のできごとが遠い昔に感じます。

先日、ひつじ書房では、春の合宿を麻布十番で行いました。 合宿をおこなった「東京さぬき倶楽部」の夕食で、お雑煮が出されました。そのときにお正月の話題になり、日本各地のお雑煮について、話をしました。
ひつじの東京出身者は、もちは角餅で、だしはすまし汁でした。関西だと白味噌仕立ての地域も多いようですが、ひつじの西出身者は、もちは丸餅で、だしはすまし汁でした。北海道出身の竹下は、角餅ですまし汁だそうです。
そして、「東京さぬき倶楽部」で出された雑煮は、なんとあんこ餅に、白味噌仕立てでした。日本各地の珍しいお雑煮のひとつだそうです。お餅も汁もまったりしています。はじめて聞くひとには、驚く組み合わせですが、生まれたときから、このお雑煮で育ったひとは、これがないと正月ではないのでしょうね。



2010.1.18(月)

誤植

編集を仕事とするようになってから、以前と変わったこととしてひとつ、本を読んでいて前よりも誤植を発見しやすくなったことかもしれません。

おそらく絶版であろう古い文庫本などではかまわない?(と言うとちょっとヘンですが…)のですが、わりと新しい本で誤植を見つけてしまうと、「版元に言った方がよいのだろうか」と少し悩みます。しかし、つい「誰かが見つけてきっともう報告されているだろう」といつもそのままになってしまっています(日本人的ですね)。次頁にいってしまうとすぐに忘れてしまうのですが……。
校正者の方々は職業病で、きっと気づいて気づいてしようがない、という状態であろうと思いますが、版元に逐一言っているのかそれとも見てみないふりなのでしょうか。それも気になっていますが、そのままになっています。

兎にも角にも我が振り直せ、で誤植をなるべくなくすよう、気を引き締めて原稿に向かいたいと思います!



2010.1.13(水)

ワンプ

環境が新しくなると、しばしば新しい言葉に出会います。

先日教えて頂いたのは、本を梱包する時に使う紙の名前です。
少しざらついた茶色の紙で、「ワンプ」というのだそうです。
面白い響きだなと思い調べてみたところ、英語で包むという意味の「wrap」が語源とのこと。私は包むというイメージから「プ」の音に「布」という字を当て嵌めていたのですが、まったく違いました。

ひとつひとつ、言葉との出会いを大切にしていきたいと思います。

海老澤



2010.1.7(木)

新年のこひつじ

  新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事
  (大伴家持、万葉集・卷二十-4516、天平宝字3年正月)


あけましておめでとうございます、こひつじ工藤です。
ひつじ書房のある茗荷谷では、新年に雪がふるほど寒くはならないのですが、この歌は「いや重(し)け吉事(よごと)」という音の響きがとても美しく感じられ、好きな歌のひとつです。
先月の日誌で、わたしは編集長の隣の席にいるという話を書きました。ひつじ書房では年末に大掃除兼席替えがあり、かなりすっきりとしたレイアウトに生まれ変わったのですが、わたしの席は他のひつじスタッフとは別の島になりました。今では、編集長の目線の先に座っています。これは「かわいい子には旅をさせよ」なのか、独立愚連隊なのか、はたまた島流しなのか、左遷先で客死した家持を引いた手前、ちょっと心配しています(笑。

これから春にかけて、担当させていただいている書籍が怒涛のように刊行されます。謙虚に誠実に、ひとうひとつのことに関わっていきたいと思っております。
どうぞ本年も、よろしくお願い申し上げます。


工藤



2010.1.6(水)

一年の計

明けましておめでとうございます。 今年は年女にして厄年(本厄)という、 山あり谷ありを予感させる年回りです。
よい状態を維持するのはむずかしいことですが、 なるべく浮き沈みのない仕事ができるように、 あせらず、段取りよく、を目指したいと思っています。 春まではあわただしい時期になりますが、 無事に乗り切れるようがんばりたいと思います。

今月は、20周年を迎えたひつじ書房の冬合宿があり、 ひつじのこれからについて考える良い機会となりそうです。 もうすぐ入社して1年になりますが、 自分のできること、考えることについて、未踏の分野が多くあります。 これまでを振りかえりながら、より充実した1年になるよう、 新たな体験や、発見を求めていきたいと思います。



2010.1.5(火)

あけましておめでとうございます

スタッフ日誌をご覧の皆さま、あけましておめでとうございます。お正月はどのように過ごされたでしょうか。
私は毎年、初詣の際におみくじをひくことにしています。今年はなんと大吉でした。

「何事も繁昌して心のままなるべしされど些かも油断あるべからず」

物事に慣れてくると油断からか思わぬミスをします。そうならないよう、肝に銘じておきたいと思います。
それでは皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

海老澤






2010.1.5(火)

新年の抱負

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

みなさまお正月はどのようにお過ごしになりましたでしょうか。私は堺の実家に帰り、食べては寝ての寝正月を満喫してまいりました。体力を蓄えてきましたので、本年も意気軒昂、仕事に励みたく存じます。

今年のテーマは「力を尽くす」です。同じ仕事をするにしても、ただ与えられたことをこなすのではなく、自分の力や想像力の及ぶ範囲で最良の結果を残せるように「力を尽くす」ことを心がけることを、新年の抱負といたします。



2010.1.5(火)

あけましておめでとうございます。

昨年、スリム化を目標に定めた板東は一昨年よりは若干荷物が減ったような気がします(鞄が荷物の重みでこわれたりもしなかったように思います)。

さて、今年の目標は何にしようか、と考えていますが、そういえば、まだ初詣に行っていません。
いつも行き当たりばったりに会っている友人と一緒に行こうかね?などと言ってはいたものの、結局行かずにそのまま東京に戻ってきていました。戻るときも行き当たりばったりで新幹線の指定席は取れず、自由席で立っていたら、名古屋から座れました、実にラッキーです。

目標を考えるのにも、まず初詣に行っておみくじでもひいてから、などとつい思ってしまいますが、この行き当たりばったりに決めるであろう目標に加えて、「計画的」で「堅実」な仕事ができるよう、心がけていきたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



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